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【ACL】浦和が広州撃破!しかしGK西川が決勝初戦は出場停止に

浦和の興梠慎三。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

興梠が自身通算26点、アウェー中国で初勝利。優勝した2017年以来、2大会ぶりの決勝進出。対戦相手は再びアル・ヒラル。

[ACL準決勝 2nd ] 広州恒大 0-1 浦和/2019年10月23日20:00(日本時間21:00)/広州天河体育場
※2試合トータル 3-0で浦和が決勝進出

 アジアチャンピオンズリーグ( ACL )準決勝・第2戦(セカンドレグ)、浦和レッズがFW興梠慎三のゴールで広州恒大に1-0で勝利を収め、2試合トータル3-0で、優勝した2017年大会以来2年ぶりの決勝進出を果たした。対戦相手はその2017年に対戦している、サウジアラビアのアル・ヒラルに。ただ、浦和の守護神であるGK西川周作が決勝トーナメント通算2枚目のイエローカードをもらい、累積警告によってアウェーでの11月9日の決勝第1戦を出場停止になる。

 勝つためには最低でも2点が必要な広州恒大が立ち上がりから攻め込む。しかし、アンデルソン・タリスカの決定的なシュートをGK西川周作がビッグセーブ。さらに再びタリスカに完全に攻略されたショットがクロスバーを叩くなど、浦和はゴールを許さない。

 迎えた50分、右ウイングバックの橋岡大樹のクロスを興梠が豪快なジャンプヘッドで合わせてゴールネットを揺らす。自身の持つ日本人最多ゴールを記録を更新する大会通算26ゴール目は、値千金のアウェーゴールに! これで広州が逆転するには4点が必要になった。

 精神的にも大きなダメージを与えた浦和は、その後、しっかり守備を固めながらも敵陣の背後にできたスペースを効果的に使って、試合自体の主導権は握らせない。

 杉本健勇、宇賀神友弥、柴戸海と交代カードを切り、アウェーチームがそのまま1-0で逃げ切った。浦和がACLで中国で勝ったのは今回が初めて。広州恒大が続けてきたホームでの公式戦無敗記録も途絶えた。

 決勝の対戦相手は、サウジアラビアのアル・ヒラル。11月9日がアウェー、11月24日がホームの埼玉スタジアムで行われる。

 第1戦は西川が出場停止になる。しかし第2GKとしてチームを支えてきた福島春樹にとっては巡ってきた大きなチャンスになる。

 浦和のメンバーは次の通り。

▼浦和レッズ
▽先発
GK
1 西川周作
DF
4 鈴木大輔
5 槙野智章
31 岩波拓也
MF
8 エヴェルトン
22 阿部勇樹 
(88分→29 柴戸 海 )
27 橋岡大樹
(84分→3 宇賀神友弥)
41 関根貴大
7 長澤和輝
12 ファブリシオ
FW
30 興梠慎三
(75分→14 杉本健勇 )

▽控え
GK
25 福島春樹
DF
2 マウリシオ
MF  
10 柏木陽介
46 森脇良太 

▽監督
大槻 毅

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[文:サカノワ編集グループ]

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