【浦和】4失点…山中亮輔は完敗を認める「鹿島の選手に全て上回られた。何から何まで」
浦和の山中亮輔(2020年2月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「アウェーに駆け付けてくれたサポーターに申し訳なく思います」
[J1 30節] 鹿島 4-0 浦和/2020年11月29日/カシマサッカースタジアム
J1リーグ30節、浦和レッズは鹿島アントラーズに上田綺世の2ゴールなど0-4の大敗を喫した。左サイドバックで先発し、フル出場した山中亮輔は、試合後のオンラインによる記者会見に応じて、悔しさを滲ませた。
「やっている感じとしては、鹿島の選手に全部上回られた印象です。一つひとつ、何から何まで負けていたかなと思います。ビルドアップを含めて、なかなかボールを前へ運ぶことが難しかった。失点してから跳ね返す力が本当になくて、アウェーに駆け付けてくれたサポーターに申し訳なく思います」
名古屋グランパス、柏レイソル、横浜F・マリノスに続く4失点以上の大敗に。また、川崎フロンターレ、セレッソ大阪、FC東京に続き、今度はライバルである鹿島に、無得点のまま完敗を喫した。
「上を目指してやってきていたので、すごく、こうした大量失点の負けがたくさんあることは悔しいし、情けなく思ってやっています。チャンスは何度かあったので、そこで一つでも入っていれば違う結果だったかなと思いますが、大量失点したあとに跳ね返す力が、なかでやっていても、それを気持ちで出す選手があまりいないと思うので、そこらへんが一番もったいなかったかなと思います」
浦和は12月12日のホームでの湘南ベルマーレ戦まで、ここから試合期間が空く。そして、そこからリーグ最終節まで3連戦が続く。
「ホームで戦う姿勢、勝点3を是が非でも取ってくる姿勢をもう一度見せなければいけないですし、たくさん応援してくれるファン・サポーターのために戦いたいと思います」
厳しい表情の山中はそのように短い言葉に、覚悟と思いを込めていた。
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[取材・文:塚越始]