【サッカーチケット】天皇杯決勝は一般販売なし、準決も販売停止。高校選手権(準決・決勝)の販売中止
前回大会を制したヴィッセル神戸。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
天皇杯について「ご来場に際して、いま一度慎重に検討をお願いします」と、観戦取りやめの払い戻しにも応じる。
日本サッカー協会(JFA)は12月24日、26日に予定していた来年元日に国立競技場で開催される天皇杯決勝のチケットの一般販売を行わないと発表した。また準決勝(27日開催)のチケットの一般販売も24日から停止した。あわせて観戦取りやめを希望される方を対象に、払い戻しを試合前日まで受け付ける。
政府は12月23日、東京都を対象に1月11日までの大規模イベントについて、観客5000人以下での開催にするよう自粛を要望。ただしチケットを販売済の場合は対象外とすると発表。それを受けてJFAは新型コロナウイルスの感染拡大防止に最大限協力することを最優先に、イベントのチケット販売の対応を検討してきた。
JFAは「すでに販売済みのチケットは、入場制限の対象ではございませんが、現在の感染拡大の状況、医療のひっ迫状況に鑑み、ご来場に際していま一度慎重に検討をお願いします」と呼び掛けている。準決勝は試合前日の12月26日まで、決勝は12月31日までチケットの払い戻しを受け付ける。
今後の感染状況の推移や政府・自治体からのさらなる追加要請によっては、急きょ方針を変更する場合もあり、理解を求めている。
また「第99回全国高等学校サッカー選手権大会」について、日本サッカー協会と全国高等学校体育連盟、民間放送43社の主催3者で協議を重ねた結果、予定していた準決勝・決勝のチケット販売を中止することを決めた。政府のイベント制限は東京都を対象としたものだが、準決勝・決勝の競技(試合)を開催することを第一とし、保護者・学校関係者などのみ試合観戦可能とした。
選手・関係者はそれぞれ体調管理に努め、新型コロナウイルス感染予防対策を十分に行った上で大会を開催する。
運営にあたってはJFAが策定した「新型コロナウイルスの影響下における競技会・試合運営の手引き」に則り、大会に関わるすべての方々の安全と健康を第一に感染拡大防止対策を講じていく。
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[文:サカノワ編集グループ]