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内田篤人が携わる世代…U-20、U-17W杯の中止決定。開催国そのまま2023年大会へ

U-19日本代表合宿で練習を見守る内田篤人ロールモデルコーチ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

女子W杯は23年大会から「32チーム」に拡大、アジアは6枠+プレーオフ出場2枠。FIFAが評議会で決定。

 国際サッカー連盟(FIFA)は12月24日に評議会を開き、今後のFIFA主催大会に関する様々な決定を下した。そのなかで世界的なパンデミックを考慮し、2021年に開催予定だったU-20ワールドカップ(W杯)、U-17W杯の中止を決めた。インドネシア(U-20W杯)、ペルー(U-17W杯)の開催地は、そのまま2023年大会にスライドされる。3月にはウズベキスタンでそのアジア予選となるU-19アジア選手権が予定されていたが、こちらも中止(延期)されそうだ。

 このU-20W杯を目指していたU-19日本代表チームは、8月に鹿島アントラーズで現役を引退した内田篤人氏がロールモデルコーチとして携わってきた。3月に開催予定だったU-19アジア選手権に向けて、U-19日本代表候補選手が21日から27日まで年内最後の強化キャンプを実施。JFA公式サイトでは、21日に慶応大学とトレーニングマッチを行い、横浜FCからベルギー2部のロンメルSKに移籍することが決まっている斉藤光毅が、1得点・1アシストと活躍したことがレポートされている。

 荒木遼太郎(鹿島アントラーズ)、武田英寿(浦和レッズ)、唐山翔自(ガンバ大阪)ら楽しみな逸材が揃うチーム。トップチームで出場機会をなかなか得られずにいた選手たちにとって、このキャンプは試合感覚を養ううえでも貴重な機会と位置付けられていた。一方、ちょうどオフに差し掛かるタイミングでもあり、U-20W杯という大目標を失っただけに、今後のスケジュール変更もあり得るかもしれない。

 また、今回のFIFA評議会では、2023年以降の女子W杯の参加チームを32チームに拡大することを決めた。そこで、アジアサッカー連盟(AFC)には「6枠」が与えられる。ただし、そこに、開催国であるオーストラリアも含まれる(ニュージーランドはオセアニア・サッカー連盟[OFC]1枠の対象)。

 さらにプレーオフ「3枠」は、各大陸の10チームによるトーナメントで争われる。そこにAFCから2チームがエントリーする。

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[文:サカノワ編集グループ]

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