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【鹿島アントラーズ始動】内田篤人が語っていた「試合勘」について

ユニオン・ベルリンではゴール運びもしていた。(C)SAKANOWA

1試合、2試合で変わるものだと思っている。

 鹿島アントラーズは今日1月9日、クラブハウス練習場で始動する。E-1東アジア選手権に出場したメンバーは12日に合流。2月14日にはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の初戦・上海申花戦(ホーム)が控えており、大岩剛監督が約1か月でどのようにチームを作っていくのか。今季は一段とチーム全体のマネジメント力も求められそうだ。

 シーズン序盤は過密日程になる。しかも西大伍は右ヒザの負傷で離脱中。となると、7年ぶりに鹿島に復帰する内田篤人が、さっそくキーマンになり得る。

 そこで気になるのが、ほぼ3年間、コンスタントに公式戦のピッチに立てずにいる「試合勘」だ。ユニオン・ベルリンにいた内田は、その点について、こんなことを語っていた。

「よくハリル(日本代表のハリルホジッチ監督)が『ゲーム体力』とか『試合勘』とか言っているけれど、もちろん大事だと思う。ただ、それは1試合、2試合で変わると思っている。だから俺はあまり気にしていない」

 内田が欲しているのはきっかけだった。そのチャンスを掴めるのかどうかは、自分次第。古巣への復帰を決断したが、ここから先の展開は、内田自身を含め誰も分からない。だからこそ、楽しみでもある。

 いよいよ鹿島の内田が、再始動する。

文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI