【浦和】リカルド・ロドリゲス監督の“これだけは譲れないこと”とは?
就任記者会見を行った浦和のリカルド・ロドリゲス監督。(C)URAWA REDS
就任記者会見で語る――。「途中で諦めたり、流れの中で上手くいかず投げ出したりして負けることがあれば、それは本当に許せません」
J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が1月17日、オンラインによる就任記者会見を行った。昨季まで徳島ヴォルティスを4年率いて、悲願のJ1昇格を達成。その手腕が買われて、チーム再建を図る浦和からのオファーを受けた。スペイン人の新指揮官は約1時間かけて質疑に応じて、チーム作りのコンセプト、スタンスなどを語った。
そのなかで指揮官自身の哲学、それに譲れないもの(許せないこと)に関する質問も出た。
リカルド・ロドリゲス監督は自身の哲学として、「しっかりとしたサッカーのアイデアとスタイルを確立すること」を挙げた。つまりコンセプト(ベース)を大切にするというスタンスだ。
「良い選手が揃っていますが、それがなければ良いサッカーは絶対にできません。戦術的なところで、全員にしっかり落とし込めると思います。加えて、走るところ、戦うところがまずなければ、良いチームになりません。例えばセットプレーなど細かいところも整理していくことにもつながります。何よりチーム全員が団結して進むこと。そういったことを大事にしていけば、日本でまた周りから尊敬されるチームになれると思っています」
また、選手との信頼を築くうえで、大切にしたいこととして「姿勢」を挙げた。
「(許せない、譲れないところは?)それは姿勢です。態度の部分です。相手がいるスポーツなので、当然相手が上回ることもあります。ただ、途中で諦めたり、流れの中で上手くいかず投げ出したりして負けることがあれば、それは本当に許せません。日々の積み重ねもそうですが、全員で規律を持ってやっていくことが大事です」
コンセプトをまず大切にして、そのうえで日々積み上げていく。諦めたりする姿勢を見せることだけは許せない――。
「『リカ』と呼んでいただければと思います」と語るリカルド・ロドリゲス監督のもと、浦和の2021シーズンが船出を切った。
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[文:サカノワ編集グループ]