【浦和】「自信を持て」小泉佳穂が小野伸二から背中を押された言葉。レッズの「18番」継承!
琉球から浦和に加入したMF小泉佳穂。(C)URAWA REDS
琉球で1年半ともにプレー。「その本当の意味と大切さを教わった」
J1リーグ浦和レッズの新加入記者会見が1月18日にオンラインで行われ、FC琉球から完全移籍で加入したMF小泉佳穂(KOIZUMI Yoshio)は「まず顔を覚えてもらうためにも、目立つ感じでいこうと思います」と、トレードマークとなった金髪を継続することを明かした。
琉球ではボランチとともにセカンドトップのポジションを担い、2020シーズンは6得点・3アシストをマークした。24歳のミッドフィルダーは「監督の求めることに応じて、どんなポジションでも、どんなタイミングでもいけるように、いい準備をして、どちらでも活躍できればと思っています」と抱負を語った。
『18番』は琉球でチームメイトだった小野伸二が、浦和でつけていた背番号である。小泉は「自分で選んだわけではなかったですが、子供の頃から見ていた伸二さんがレッズで18番を背負っていたことはもちろん知っています。18番は本当に光栄で、すごく嬉しく思います」と喜び、同時に責任を感じ取っていた。
小野とともに過ごした1年半、琉球で一つブレイクスルーを遂げるなど小泉のサッカー人生にとっても重要な時期になった。
そんな小泉にとって、小野からのある言葉が、とても励みになったと言う。
心に刻まれた言葉、練習での印象に残るシーンなどは? そう質問をすると、小泉は次のように答えた。
「伸二さんにはFC琉球でずっとお世話になり、とにかく『自信を持ってプレーしろ』と言ってくれました。『自信を持て』と。阿部拓馬選手と伸二さんが話している時も、『自信が全て』『自信がなければ、どんなにいい選手でも活躍できない』と話をしていました。自信を持ってプレーする、その言葉の本当の意味、大切さを僕は伸二さんから教わりました」
小野と一緒に日々練習している選手はどんどん上手くなる――。そんな“伝説”を耳にする。類稀なテクニックとともにその言葉でも、後輩たちを触発し、能力を引き出していたことが分かる。
「ありきたりな表現ですが、本当に上手い選手だったので、1年半一緒に練習できて、とても勉強になりました。自分自身、そうして成長できた部分は大きかったです」
新たなチャレンジの日々がスタートした。小泉が浦和の新たな「18番」像を築く。
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[取材・文:塚越始]