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【川崎2-0横浜FM】対照的な指揮官、鬼木監督「力を存分に出してくれた」、ポステコグルー監督「やりたいことをまったく出せなかった」

川崎の鬼木達監督(左)、横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督(右)。写真:上岸卓史/徳原隆元

川崎は連覇へ好スタート!「選手は怖がらず、特に攻撃的なチームに対し、前へ前へという意識を持ってやってくれました」

[J1 1節] 川崎2-0横浜FM/2021年2月27日/等々力陸上競技場

 金曜日のナイターマッチで組まれたJリーグの2021シーズン開幕戦、昨季王者で天皇杯との2冠を達成した川崎フロンターレが2019シーズン覇者の横浜F・マリノスに2-0の快勝を収めた。家長昭博が圧巻の2ゴールの活躍で、リーグ連覇に向けて好スタートを切った。

 試合後の両指揮官のオンラインによる記者会見は、とても対照的だった。

 横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督は厳しい表情を浮かべ、「いいゲームではなかったです。自分たちのサッカーができず、自分たちのやろうとしていることをまったく出せませんでした」と、完敗を受け止めていた。

「メンタリティ的にも、前半は、決してしてはいけないことをしてしまいました。そこで強い気持ちをもってやらなければいけませんでした。今日はいい日ではなかったと思いますし、このようなパフォーマンスは見たくはありません。しっかり修正しなければいけません」

 そうしたなかで、奮闘の光ったGKオビ・パウエル・オビンナについて質問を受けると、ボスは頷いて言った。

「前半から彼が何度も素晴らしいセーブを見せてくれました。それがなければ、恥ずかしい試合になっていたかもしれません。何より若く、成長が感じられます。Jリーグでは3年目、これからまだ浮き沈みがあるかもしれませんが、決して満足せずにやってくれると思います。私も楽しみにしています」

 また左ウイングのスタメンに抜擢したもののハーフタイムに交代を告げた新人の樺山諒乃介について、次のように評した。

「チャンスを掴んだものの、悔しいデビュー戦になったと思います。しっかり彼の周りに選手がいてほしいと思いましたし、そういう部分でも、本当に残念な結果になってしまいました。ポテンシャルもノビシロもまだまだあり、ここからが楽しみです」

 そのように若手たちへの期待も口にしていた。

 一方、川崎の鬼木達監督は、「ホームの等々力で選手が今持っている力を存分に出してくれました。さらに3点目を取れれば一番良かったかもしれませんが、選手が失点をゼロに抑えようとする気持ちも伝わってきました。また一つひとつ勝ち進んでいきたいです」と、『1試合3ゴール』の目標を達成できなかったものの、攻撃を売りにする横浜FM相手の無失点勝利を喜んだ。

 この日は連動した守備が最後まで機能した。新加入のジョアン・シミッチの脇を固める、脇坂泰斗と田中碧の強度の高いプレスがとても効いていた。

「囲い込みのところは強調しながら今日のゲームに入りました。選手は怖がらず、特に攻撃的なチームに対し、前へ前へという意識を持ってやってくれました。後半は体力的な面で少し引いて受けてしまった場面もありましたが、ゼロックス・スーパーカップ(ガンバ大阪戦)で2失点したことを考えると、しっかりその時間帯に失点をゼロに抑え2-0で勝ち切ったこと、選手たちをすごく評価したいです」

 連覇に向けて好スタートを切った鬼木監督は、このコロナ禍での戦いに「今はいろんな人たちの想いをもらって、乗っけて戦っています。勝つことも、魅せることも意識し、試合ができる喜びをすごく感じています」と、川崎から“勝利”と“元気”を発信し続けていくと誓った。

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[文:サカノワ編集グループ]

 

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