【鹿島】和泉竜司が技あり弾「シュータリングが、いい形でいいところへ」
鳥栖戦でゴールを決めた和泉竜司(11番)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「キーパーのタイミングだけ外すイメージで、そんなに強いシュートではなかった」
[ルヴァンカップ GS1節] 鹿島 3-0 鳥栖/2021年3月3日/カシマサッカースタジアム
ルヴァンカップのグループステージ1節、鹿島アントラーズのMF和泉竜司が技ありのコントロールショットを決め、今季初ゴールを記録した。後半開始直後に自身のファウルでPKを与えたものの沖悠哉が豊田陽平のショットを食い止め、そんな守護神の発奮に応える大仕事をしてみせた。
エヴェラウドのゴールで1-0とリードして迎えた64分、右サイドでパスを受けた和泉が中央へ持ち込む。その早い段階でシュートを選択。グラウンダーのショットが逆サイドのポストを叩いて、ゴールネットを揺らした。
「サイドにいい形でボールが入り、まず仕掛けようという意識がありました。キーパーのタイミングだけ外すイメージで、そんなに強いシュートではなかった。上手くキーパーにはブライドになったのかなと思います。(イメージしていた軌道?)手前でバウンドさせるイメージではなかったですけれど、シュータリングと言いますか、いい形で、いいところに飛んでくれました」
沖のビッグセーブを目の当たりにして、和泉は必ず応えたいと思ったという。
「(自身のファウルで与えたPKを)沖が止めてくれたので、自分はしっかり得点で応えなければと思っていました。そこは本当に沖に感謝しています。さらにしっかり3点目も取れて(染野唯月が決める)、結果的に失点ゼロで試合を終えられたので、そこはみんなで勝ち取ったものかなと思います」
コンディションも上がってきたという27歳のミッドフィルダーは「誰が出ても同じサッカーで、勝てるチーム。一丸となって、優勝するためにも、躓いている時間はないので、しっかり勝ち続けていきます」と、その言葉に力を込めた。鹿島のナンバーイレブンが上り調子なのは、チームにとって何とも心強いはずだ。
リーグ戦に戻る鹿島は3月6日、アウェーのパナソニックスタジアムでガンバ大阪との対戦が予定されている。
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[文:サカノワ編集グループ]