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NPB・Jリーグ新型コロナ対策会議、試合会場でのPCR検査を検討

合同で記者会見を行ったNPBの斉藤惇コミッショナー(左)と Jリーグの村井満チェアマン(右)(2020年3月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

試合直前の陽性者判明、G大阪のケースを受けて。

 NPB(プロ野球)とJリーグ合同による第27回新型コロナウイルス対策連絡会議が3月8日に行われた。NPBの斉藤惇コミッショナー、Jリーグの村井満チェアマン、専門家チームの賀来満夫氏(東北医科薬科大医学部)、三鴨廣繁氏(愛知医科大大学院)、舘田一博氏(東邦大医学部)が会議のあと、オンラインによる合同会見を開いた。

 今回は試合会場、いわゆるオンサイト(現場)でのPCR検査のあり方について、議論された。先日ガンバ大阪に選手5人、スタッフ1人(当時は選手4人・スタッフ1人が判明)の感染者が出たことで、J1リーグの名古屋グランパス戦が開始直前の段階で中止決定になった事例を受けて、一つの対策案として挙がった。

 万が一、試合直前に新型コロナウイルスの陽性者が発覚した場合、保健所による濃厚接触者の特定などを即座に行うことはできない。まず他の選手に陽性者が出ていないかを迅速にチェックできれば、その試合については、対戦相手の選手も不安を払拭できる。そういった観点から、数十分で結果が出るオンサイトの検査について導入方法、課題などを検証していくことになった。

 村井チェアマンは次のように説明した。

「通常の定期検査、チームのコンディション確認、陽性者が出た場合の濃厚接触の範囲、私たちの独自基準、様々なことを駆使してリスクを回避しながら、試合を進めていく大前提は変わりません。一方、今回(G大阪)のように試合当日の昼過ぎ以降に陽性者が判明した場合、試合開催の可否を判断するには時間的に短くなるケースが想定されます。極論すれば、試合会場でのオンサイトの検査をすれば、90分間の試合において、相手選手に感染を拡大するリスクが極めて少ないことが説明できます。そうしたアドオンの努力もしていくべきではないか、ということです」

 より安全性を確実にしていくという方向性だ。一方、検査方法、費用、そして選手への精神的な負担、その検査で陽性の疑いが出た場合の対応などが課題になる。

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[文:塚越始]

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