【FC東京】ディエゴ・オリヴェイラ復活弾!神戸に敗れたものの長谷川健太監督「攻撃陣に当たりが出てきた」と前向き評価
FC東京のディエゴ・オリヴェイラ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「先取点を取ることにこだわって戦わなければ」と指揮官は課題を挙げる。
[J1 3節] FC東京 2-3 神戸/2021年3月10日/味の素スタジアム
J1リーグ3節、FC東京のFWディエゴ・オリヴェイラが復活の挨拶代わりとなる今季初ゴールを決めた。しかし2点差から一時追い付いたFC東京だが、打ち合いの様相を呈した終盤、郷家友太に得点を決められ、2-3で今季初黒星を喫した。
0-1で迎えた55分、ディエゴ・オリヴェイラは三田啓貴とともに投入される。そして神戸に1点追加されたあとの74分、アダイウトンとのパス交換から最終ラインを打破すると、GK前川黛也をかわして左足でシュートをねじ込んだ。
「速い展開でアダイウトンからいいパスが来て、そこからGKをかわす選択肢から決めることができました。相手も素晴らしいチームで難しい試合でした。追いついたあとのチャンスを決められず、逆に最後に失点してしまい残念な敗戦になってしまいました」
ディエゴはそのように“復活ゴール”を喜んだものの、さらに勢いをもたらす勝ち越しのゴールを仕留め切れず、敗れたことを悔やんだ。
ただ、FC東京の長谷川健太監督は、ディエゴ&永井謙佑の2トップにゴールが生まれたことを素直に喜んでいた。
「ディエゴは前節兆しが見えていたので今節ベンチスタートから、苦しい負けている状況のなか起用しました。さらに0-2になり謙佑との2トップにして、彼らが決めてくれた。謙佑とディエゴの復活は大きいです。誰かが当たれば、それにつられて活性化もしていきます。前節は(田川)亨介が泥臭くねじ込み、こうした前線の選手に当たりがでてきたのは、チームにとってポジティブな結果だと思っています」
そのうえで指揮官は、次節・大分トリニータ戦への意欲を示した。
「流れの中からまずディエゴが決めてくれました。ストライカーが点を取ると乗ってくるので、ディエゴと謙佑が決めてくれたのは非常に大きな結果だと思います。ただ2試合連続逆転で勝つのは至難の業。先取点を取ることにこだわって戦わなければと感じています。中3日で移動もあり、しっかりコンディションを整えさせて、またしっかり大分戦に向けて準備したいと思います」
長谷川監督はそのようにこの敗戦を前向きに受け止め、巻き返しを誓っていた。
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[取材・文:塚越始]