【鹿島】192㎝の“大器”、新人GK山田大樹がリーグデビュー「もっと高いところを目指し、次は勝ちたい」
鹿島のGK山田大樹。協力:鹿島アントラーズ
神戸を相手に2-2。「勝てなかったことに満足していません」
[J1 10節] 鹿島 2-2 神戸/2020年8月16日/カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのルーキー、GK山田大樹がヴィッセル神戸戦で堂々のリーグ戦デビューを果たした。試合はアディショナルタイムの荒木遼太郎のゴールにより、ホームチームが土壇場で2-2に追い付いてみせた。
先日のルヴァンカップのグループステージ3節・清水エスパルス戦(〇3-2)でプロデビューを果たし、今回、リーグ戦でも先発に抜擢された。2試合連続の2失点を喫したものの、いずれも負けなかったのは、鹿島のDNAを引き継いでいることを印象付けた。
今季鹿島ユースから昇格した192センチの“大器”は、試合後のオンラインによる取材対応で次のように試合を振り返った。
「前の試合でできたこと、できなかったことをしっかり分析し、反省して今日に挑みました。特に緊張はせず、前の試合の反省点を生かしてやろうと思いました。ルヴァンカップの試合では、自分からチャンスを作るシーンが1、2本あったので、今回も守備はもちろん、そこを意識してやろうと。チームの戦術的にも生かしていきたいと考えていました」
ルヴァンカップの清水戦ではやや緊張したというが、今回は完全に試合に集中できていた。ただ勝利できなかったことに満足はしていない。鹿島のゴールキーパー4人であり、チームの代表としてピッチに立った。だからこそ、勝たなければいけなかったと。
「ウチにはゴールキーパーが4人いて、もちろん全員が試合に出たいという気持ちがあるなかで、今日出場させてもらいましたが、勝てなかったことに満足していません。他のキーパーの方がどう思われるかは分かりませんが、使ってくれた監督に感謝にしながら、もっともっと高いところを目指して、次は勝てるようにと思っています」
先日リーグデビューした沖悠哉、そしてクォン・スンテ、曽ヶ端準……。特長の異なる守護神が揃う鹿島は、正GKがいない、という状況になった。
そうしたなか、192センチのサイズを生かした守備範囲が広く、キック精度も備える。18歳の山田の突き上げが、より切磋琢磨した争いをもたらし、鹿島の総合力を高めている。
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[文:サカノワ編集グループ]