【東京五輪】オーバーエイジについて横内監督が言及「森保監督とも話し合った」

アルゼンチン代表はGKレデスマをオーバーエイジで採用。

　日本サッカー協会は３月19日、U-24アルゼンチン代表との国際親善試合「SAISON CARD CUP 2021」（3月26日＠東京スタジアム、3月29日@北九州スタジアム）に臨むU-24日本代表のメンバー23人を発表した。

　ヘタフェCFの久保建英、アルミニア・ビーレフェルトの堂安律、そして川崎フロンターレの三笘薫ら、国内16人、欧州７人が招集された。

　今回は日本代表が25日に国際親善試合の韓国代表戦、30日にワールドカップ（W杯）アジア２次予選のモンゴル代表戦に臨む。一方、東京五輪ではホスト国として金メダル獲得を目標に掲げるなか、24歳以下の選手は、冨安健洋以外、このアルゼンチンとの２試合が優先された。

　今回対戦するU-24アルゼンチン代表はスペイン１部のカディスCFで背番号「１」をつける28歳のヘレミアス・レデスマがオーバーエイジ枠で来日する。すでに五輪本番を想定したチーム作りに入っていることが伺える。

　では日本はオーバーエイジの採用を検討しなかったのか。今後あり得るのか？

　その質問に、森保一兼任監督の不在時に指揮を執る横内昭展監督は、次のように答えた。　

「今回に関しては、森保監督を含め、スタッフ全員でいろいろ話し合いました。今回U24代表にオーバーエイジは入っていませんが、これまでのヨーロッパの遠征やコパ・アメリカ（南米選手権）では融合して戦ってきました。まったくそういった形で試合をしていないわけではないので、今後これも分かりませんが、６月にまた活動がある時には、また相談しながら考えたいと思っています」

　すでにＡ代表でも、24歳以下の選手が中心になりつつあった。東京五輪が１年延期されたことで、本当にオーバーエイジが必要か？　という議論も今後活発になるだろう。オリンピック代表チームとしては、2019年11月以来の活動となる。まずは今回のアルゼンチンとの２試合を経て、その枠の活用について、方向性も見えてきそうだ。

　U-24日本代表のメンバーは次の通り。

【スタッフ】
監督 横内 昭展
コーチ 栗原 克志
GKコーチ 川口 能活 
フィジカルコーチ　矢野 由治

【選手】
Pos.
氏名
欧文表記
生年月日
所 属

GK
大迫 敬介
OSAKO Keisuke
1999.07.28
サンフレッチェ広島

沖 悠哉
OKI Yuya
1999.08.22
鹿島アントラーズ

谷 晃生
TANI Kosei
2000.11.22
湘南ベルマーレ

DF
板倉 滉
ITAKURA Kou
1997.01.27
FCフローニンゲン(NED)

渡辺 剛
WATANABE Tsuyoshi
1997.02.05
FC東京

町田 浩樹
MACHIDA Koki
1997.08.25
鹿島アントラーズ

原 輝綺
HARA Teruki
1998.07.30
清水エスパルス

古賀 太陽
KOGA Taiyo
1998.10.28
柏レイソル

瀬古 歩夢
SEKO Ayumu
2000.06.07
セレッソ大阪

菅原 由勢
SUGAWARA Yukinari
2000.06.28
AZアルクマール(NED)

中野 伸哉
NAKANO Shinya
2003.08.17
サガン鳥栖U-18

MF
中山 雄太
NAKAYAMA Yuta
1997.02.16
PECズヴォレ(NED)

相馬 勇紀
SOMA Yuki
1997.02.25
名古屋グランパス

三好 康児
MIYOSHI Koji
1997.03.26
ロイヤル・アントワープFC(BEL)

三笘 薫
MITOMA Kaoru
1997.05.20
川崎フロンターレ

田中 駿汰
TANAKA Shunta
1997.05.26
北海道コンサドーレ札幌

旗手 怜央
HATATE Reo
1997.11.21
川崎フロンターレ

堂安 律
DOAN Ritsu
1998.06.16
アルミニア・ビーレフェルト(GER)

田中 碧
TANAKA Ao
1998.09.10
川崎フロンターレ

渡辺 皓太
WATANABE Kouta
1998.10.18
横浜F・マリノス

久保 建英
KUBO Takefusa
2001.06.04
ヘタフェCF(ESP)

FW
食野 亮太郎
MESHINO Ryotaro
1998.06.18
リオ・アヴェFC(POR)

田川 亨介
TAGAWA Kyosuke
1999.02.11
FC東京

注目記事：【日本代表】韓国戦のベストメンバー考察。大迫＆鎌田が攻撃の軸、吉田欠場ならば畠中か

[文：サカノワ編集グループ]