【日本代表】韓国戦のベストメンバー考察。大迫&鎌田が攻撃の軸、吉田欠場ならば畠中か
日本代表対韓国代表戦、招集メンバーから考察するベスト布陣は?(C)SAKANOWA
遠藤と守田のボランチコンビが日韓戦で、どれだけ強さを発揮するかも興味深い。ACLの実績ならば西川もあり。
[国際親善試合] 日本 – 韓国 /2021年3月25日19:20/日産スタジアム
日本サッカー協会は3月17日、25日の韓国代表との国際親善試合(19:20 日産スタジアム)、30日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選(19:30 フクダ電子アリーナ)に臨む日本代表のメンバー23人を発表した。
今夏開催される東京オリンピックに向けて、冨安健洋を除いた24歳以下の選手はU-24アルゼンチン代表との2試合(26日、29日)に臨むU-24日本代表の活動優先に。また新型コロナウイルスの影響で招集できないリーグ、クラブがあり、国内組14人のうち8人が初招集という新鮮な顔ぶれとなっている。
ミャンマー代表とのW杯予選の試合延期に伴い、組まれたアジア最大のライバルである韓国代表との一戦。親善試合としては10年ぶりの開催となる。
新型コロナウイルスの影響する検疫の問題で、入国から3日目の検査で陰性が確認されなければ試合に出場できないため、日本時間21日午後11時から試合のある吉田麻也は、22日中に帰国できれなければ、韓国戦の出場ができなくなる。反町康治技術委員長は「懸案事項の一つ。今いろいろ準備をしているところです」と説明した。
実際のところ、今回のハイライトと言える日韓戦、時差のある欧州組はかなりハードな日程を強いられる。感染症対策の面からも、試合当日まで、様々なことが起こり得そうであう。そうしたなか、まず現時点でのベストメンバーを考察したい。
最前線は所属先のヴェルダー・ブレーメンでは出場機会が減っているものの、日本代表ではいまなお替えの利かない存在である大迫勇也でいいだろう。
2トップあるいはトップ下には、ドイツ・ブンデスリーガ4位と好調なアイントラハト・フランクフルトで主力を担う鎌田大地が入るべきだ。欧州主要リーグで、今季中心選手となってチームをけん引している唯一のタレントである。またフランクフルトは19日に試合があるので、早めに帰国できる点もプラス材料。大迫と組むことで、鎌田のフィニッシュに向かう能力も引き出せる。
大迫のコンディションによっては、鎌田&南野で前線を形成するのも面白そうだ。
セルビアリーグで15ゴールと結果を残す浅野は、所属先では右ウイングで結果を残している。一方、KRCヘンクの伊東純也は両サイドでプレーし、最近では首位クラブ・ブルージュ戦(●2-3)で左ウイングとして1得点・1アシストを記録している。この二人がサイドを務め、新機軸を打ち出す、そんな期待もしたい。
ボランチは韓国に“勝つ”ことを考えれば、遠藤航と守田英正のコンビは面白い。中盤で韓国相手にどれだけの強さを発揮できるのか興味深くもある。
吉田の状況によっては、“ホーム”の日産スタジアムで戦える畠中にとってはチャンスだ。力のある相手との対戦でより燃えるタイプなだけに、日韓戦でのファイトを見てみたい一人でもある。
両サイドバックは初招集の山根視来、小川諒也ともに先発を十分狙える。ただ守備のバランスを考慮すると、佐々木翔がどちらかのサイドに入ったほうが、より安定感が増すか。
ゴールキーパーは権田修一が妥当だ。ただACL(アジアチャンピオンズリーグ)で韓国勢の壁となり、浦和レッズで2017年にアジアを制し、2019年にも東アジア地区の頂点に立った西川周作も、実力的には遜色ない。
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[文:サカノワ編集グループ]