【鹿島】FW上田綺世が名古屋戦で復帰へ。ザーゴ監督「先発か、途中出場かは、試合までよく考えます」
鹿島の上田綺世。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
開幕5連勝の名古屋戦へ「我慢比べになる」とポイントを挙げる。
[J1 6節] 鹿島 – 名古屋/2021年3月21日16:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのザーゴ監督が3月20日にオンラインで記者会見を行い、翌21日に行われる現在開幕5連勝と無敗をキープする暫定2位の名古屋グランパス戦に向けて抱負を語った。
まず指揮官は名古屋戦へ、次のようにポイントを挙げた。
「焦れずにやることが重要になります。昨シーズンはグランパスとのアウェーの試合の内容が良く(〇3-1)、1試合は負けてしまいました(●0-2)。非常に守備は固いだけにそこで焦れず、インテンシティを継続することが重要です。我慢比べになってくると思いますし、そこで頭を使ってできれば問題ないはずです」
一方、この日、和泉竜司が全治約2か月、土居聖真が全治2週間から3週間で負傷離脱すると発表された。攻撃陣の選手層が薄くなってしまったことについて問われると、指揮官は次のように語った。
「確かに和泉選手と土居選手は試合に出続けていて経験もあり、離脱は痛いです。とはいえ、どの選手が離脱しても困ります。同時に、上田選手が復帰しました。明日は先発出場か、途中出場かは、試合まで時間があるのでよく考えます。加えて昨年デビューした選手もかなり成長しています。経験も積みながら、継続できています。現在の選択肢からチョイスし、みんなで結果を残せればと思います」
そのように3節の湘南ベルマーレ戦(〇3-1)から3試合メンバー外だったFW上田が、戦列に復帰すると明かした。
鹿島は今季リーグ、1勝1分2敗(5得点・6失点)で暫定14位(2節のガンバ大阪戦が中止・延期)。「決して内容は悪くありません」(ザーゴ監督)というなか、好調な名古屋相手に、ホームでどのような戦いを見せられるか。今シーズンのこれからを占う、大切な試合になる。
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[文:塚越始]