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日本代表初招集。神戸GK前川黛也が父・和也氏にはない「個性」で、日の丸をつけてピッチに立つ日を目指す

オンラインによる取材に応じた日本代表の前川黛也。協力:日本サッカー協会

「前川和也の息子ではなく、しっかり前川黛也として認めてもらえるように」。30日、W杯予選モンゴル戦のデビューなるか。

 日本代表に初選出されたGK前川黛也(ヴィッセル神戸)が10月28日、オンラインによるメディア取材に応じて、今回のキャンプを通じて得ていること、そして30日のカタール・ワールドカップ(W杯)2次予選のモンゴル代表戦に向けて抱負を語った。

 父の和也氏(元・サンフレッチェ広島、大分トリニータ)は日本代表17試合でプレーし、日本が世界への扉を開いた1992年に広島で開催されたアジアカップ優勝に貢献している。

 とはいえ前川自身は94年生まれ。黛也が7歳だった2001年、現役引退している。

「(日本代表で活躍していた)その頃は赤ちゃんだったので、物心がついた時には、もう(父が)代表でプレーしていた記憶はありません。(広島に在籍していた森保一監督のことは?)子供の頃から知っていて、広島ジュニアユースに所属していた中学時代には(森保氏が)コーチとして来てくれたこともありました。今回はまず監督と選手の立場としての挨拶を交わせていただきました」

 関西大学時代にも広島へ練習参加した際、森保監督からより具体的なアドバイスも受けて、大きな励みになった。それだけに「尊敬と信頼のある監督で、こうして指導を受けられるのは嬉しいですし、選んでいただき感謝しかありません」と再会を喜ぶとともに、その期待に応えたいと思っている。

 前川黛也として、新たな領域に踏み出した一歩だ。

「父には父の力強さや個性があり、そこは自分の個性を出していって、結果としては父のキャップ数(17試合)は超えていけるように、前川和也の息子ではなく、しっかり前川黛也として認めてもらいたいです」

 今回は西川周作(浦和レッズ)、権田修一(清水エスパルス)と、いずれも日本代表で結果を残してきたキーパーとともに練習している。そこで得るものは多く、たくさんの刺激を受ける充実の日々を過ごしているという。

「シュートを止める能力は自信があり違いを見せていきたいです。さらに今回一緒の二人も特長があるので、そこを吸収しているところです」

 むしろ初招集という立場を生かせる機会でもある。

 ただ、もちろん選ばれたからには、試合に出場したい。前川は次なる目標――日本代表デビューをターゲットにする。

「勝つことが一番大事で、そこにフォーカスしています。ワールドカップ予選という落とせない試合。アジアを通過するため、このモンゴル戦に勝つ最高の準備をするように、選手同士でも細かいコミュニケーションを取っています」

 1994年9月8日生まれの26歳、プロ5年目。191センチ・86キロという恵まれた体格を武器に、前川が日の丸をつけて戦うため、思い切りチャレンジしている。

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[文:塚越始]

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