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日韓戦、冨安に肘打ち出血。イ・ドンジュンが指揮官ホン・ミョンボから助言「代表選手は勝たなければ…」

韓国代表戦に出場した日本代表の冨安健洋。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

柏でもプレーした韓国代表レジェンド、蔚山現代の指揮官が“ティータイム”を設ける。

 韓国Kリーグの蔚山現代FCは4月3日、城南FCに1-0の勝利を収めて、2位に浮上した。決勝点を決めたのは、韓国代表として日本代表との国際親善試合に臨んだ24歳のFWイ・ドンジュンだ。

 10年ぶりの親善試合として組まれた日韓戦は、日本が韓国に3-0の快勝。そのなかで日本が2-0とリードして迎えた68分、ボールのないところで、イ・ドンジュンの後方に振り上げた肘が、日本のDF冨安健洋(ボローニャFC)の顔面に直撃。冨安は前歯を半分折り、口内から出血するケガを負った。

 やや騒動になったものの、冨安はイ・ドンジュンから謝罪を受け、「サッカーではあり得ること。故意ではなかったと思います」とこの件を水に流していた。

 そして今回の城南戦後、イ・ドンジュンが一問一答に応じたと、『スポーツ・ソウル』が報じている。

 イ・ドンジュンは蔚山現代の元韓国代表のレジェンドであるホン・ミョンボ監督から“ティータイム”に招かれて会話をかわしたそうだ。

 そこで韓国代表FWは「中断期間に(我々が)抜けていた間のことを、監督が色々と伝えてくれました。特に『チームに残った選手は厳しいトレーニングを積んできた』ので、代表に参加していた選手たちには責任感を持ち、より良い姿を見せてほしいと話してくれました」と言う。

 さらに指揮官から日韓戦で敗れた選手たちに、「自らに勝たなければならない」と助言があったという。その言葉にイ・ドンジュンは「監督は経験豊富な方です。代表選手ならば(自分自身に)勝たなければならないと話してくれました。このチームでもっと努力し、進化しなければならないと。そこをしっかり実行していきたいと思います」と、気持ちを引き締めていたそうだ。

 果たして、ライバル関係に再び火がともった両者。カタール・ワールドカップのアジア最終予選、同組になるのか。そして冨安とイ・ドンジュンの再バトルもあるか!?

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[文:サカノワ編集グループ]

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