「間違いなく良いこと」冨安健洋が語った日本代表の新たな強みとは? これまでは前線にタレントが多かったが…
日本代表の冨安健洋。(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)
「厚みができてきている」
[北中米W杯 アジア2次予選 第6戦] 日本代表 5–0 シリア代表/2024年6月11日19:10/エディオンピースウイング広島
北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終第6戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が上田綺世、堂安律、相馬勇紀、南野拓実の得点、そしてオウンゴールで、シリア代表に5-0の勝利を収めた。日本は6連勝(勝点18)。24得点・0失点で最終予選進出を決めた。
まだ2次予選で力の差があったとはいえ、このステージを全試合無失点で突破した。次は9月にスタートする最終予選に臨む。
シリア戦でフル出場した冨安健洋(アーセナルFC)は「まずしっかり無失点でシリア戦を終えられたことはポジティブなことだと思います」と頷いて、次のように最終予選への決意を口にした。
「最終予選のレベルは数段上がります。そのなかで、また集まった時、しっかり勝てるように準備したいと思います。それぞれ自分のチームでプレーする時間のほうが間違いなく長くなるので、しっかり出場時間を残したり、できることから続けていければ」
遠藤航がベンチに退いたあと、最後はキャプテンマークを巻いた。このチームの新たなリーダー的立場になる冨安は「間違いなく良いこと」として、『日本の強み=それぞれのポジションで高いレベルで戦えるタレントが揃ってきたこと』を挙げた。
「間違いなく厚みができてきていると思います。これまでの代表は、前(前線)に、けっこうタレントの多いチームでしたが、今はチーム全体でどのポジションでも、良い選手たちがいて、それは間違いなく良いことだと思います」
確かに、ただ“欧州組”というわけではない。5大リーグなど主要国の上位や優勝争いに食い込むクラブ、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)でも勝ち進めるクラブ……そういったステージで結果を残し経験を積む選手が、日本代表では揃いつつある。むしろ選手個々が、そんなチームを突き上げる重要な戦力となって活躍している。
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もちろん、さらに上へ――その向上心は強い。冨安が来季2024-25シーズン、今度こそアーセナルをプレミアリーグ制覇へと導くはずだ!