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【鹿島】「一緒に戦って下さい」上田綺世が柏戦で今季初ゴール、サポーターに呼び掛ける。連敗「3」でストップ

鹿島の上田綺世。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

土壇場88分に白崎凌兵が決勝点!

[J1 8節] 鹿島 2-1 柏/2021年4月7日/カシマサッカースタジアム

 鹿島アントラーズのFW上田綺世が柏レイソル戦、GKキム・スンギュを振り切ってシュートをねじ込み、今季リーグ初ゴールを記録した。その直後に追いつかれたものの、土壇場88分の白崎凌兵の同じく今季初得点で、ホームチームが2-1で勝利を収め、連敗を「3」で止めた。

 スコアレスで迎えた63分、ファン・アラーノがボールを持ち上がって目を上げた瞬間、ゴールに向かっていた上田は相手選手の背後へパスを要求。そこに出たボールを相手選手たちより先に触ると、GKキム・スンギュをギリギリでかわしてニアサイドへシュートを突き刺した。あらゆるプレー精度の高さが光ったゴールだった。

 上田は試合後のオンラインによる記者会見で、次のようにゴールと勝利の重みについて語った。

「僕らは優勝を目指しています。毎試合、毎試合、勝利の重さを、負けるたびにひしひしと感じています。それはもちろんサポーターの皆さんもそうですし、鹿島全体のことです。やはり優勝を目指すのは、毎試合プレッシャーがあり、だからと言って、簡単に勝てるわけではありません」

 さらに今季18番に背番号を変えたストライカーは続け、サポーターに支えてほしいと訴えた。

「だからこそ、こうした1勝を大事に、良かったところをこれからも継続してやっていきたいです。改善点もいろいろありますし、それには時間が掛かるかもしれませんが、一緒に戦ってください。ホームでまたこうして試合後に笑えたらいいなと思います。次はアウェーですが、全身全霊を尽くして戦ってきます」

 上田はそのように熱く語った。

 また、先日はおそらくケガの影響もあって招集されなかったU-24日本代表――東京オリンピックへの思いを聞かれると、22歳のFWは次のように語った。

「ケガをしたのも僕の実力です。何よりこうしてチームの勝利に貢献し続けることがすごく大事ですし、僕のチームはあくまでも鹿島。鹿島で勝利に導けない、活躍できない選手は代表でも同じですし、まず呼んでもらえません。ケガをしないのもいい選手の要素で、鹿島で継続して活躍し続けることが、最終的に(オリンピックなど代表チームに)つながるのかなと思います」

 鹿島で勝利の道を切り開く。今はそれだけに集中している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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