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東京五輪守護神対決、湘南の谷晃生に軍配、広島の大迫敬介は1失点で今季初黒星

湘南の谷晃生(左)と広島の大迫敬介(右)。(C)SAKANOWA

田中聡のプロ初ゴールが決勝点に!

[J1 9節] 広島 0-1 湘南/2021年4月10日/エディオンスタジアム広島

 J1リーグ9節、湘南ベルマーレが田中聡のプロ初ゴールで、サンフレッチェ広島に1-0の勝利を収めた。広島は今季初黒星、湘南は今季2勝目。

 試合は序盤、「相手の球際の強さを受けて押し込まれた」(湘南・浮嶋敏監督)と広島優位で進んだものの、選手交代を挟んで、互いにチャンスが生まれ出す。迎えた56分、田中が町野修斗からの縦パスの折り返しを受け、左足でシュートをねじ込む。

 その後はスリリングな展開が続いたが、アウェーチームは体を張った守備を続けて、1-0で5試合ぶりの勝利を収めた。

 この試合は先日のU-24日本代表に選ばれた東京オリンピック代表候補である、広島の大迫敬介、湘南の谷晃生、ゴールキーパー対決が実現。結果、ハイボールへの処理の安定感が光り高い集中力を最後まで発揮した谷に軍配が上がった。

 広島の城福浩監督は試合後のオンラインによる記者会見で、「メンバーが(前節から)少し変わり、少しのポジションのところで、全体の底上げをしなければいけないと改めて感じました。出場した選手はポテンシャルを発揮し、ディフェンシブサードでは失点以外高い集中を見せてくれました。もっといい(ボールの)取り方をしたい、攻撃でもっとテンポを出したい、個の打開とパスによる崩しのバランスのところが課題。チームとして向かうべきところを定めながら、全体の底上げを図っていきたいと思います」と語った。

 リーグ初出場の井林章は「チームが進んでいる方向は間違っていない。全員の力がなければ戦っていけません。団結して乗り越えていきたいと思います」と決意を示した。

 決勝点の田中は「前回の勝利は自分は試合に出ていませんでした。今回は自分にとっても初勝利。それをゴールで飾れてこのうえない喜びです」と、待望のゴールを喜んだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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