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【柏】大谷秀和がクラブ最年長ゴール「監督は期待していなかったと思う」

G大阪戦でゴールを決め、試合後にオンラインで取材に応じた柏の大谷秀和。協力:柏レイソル

「みんなの思いが乗り移ったゴール」で、G大阪から今季2勝目!

[J1 9節] 柏 1-0 G大阪/2021年4月11日/三協フロンテア柏スタジアム

 J1リーグ9節、柏レイソルが大谷秀和のゴールを守り切り、ガンバ大阪に1-0の勝利を収めた。

 大谷は69分に椎橋慧也と代わって投入。すると76分、コーナーキックから何度も柏がセカンドボールで競り勝ち、最後は混戦となるなか、柏の7番が少し下がりながら左足を振り抜く。ボールはG大阪の二人の股を抜けてゴールポストを叩いたあと、ネットを揺すった。結果、これが決勝点となり、ホームで今季2勝目を掴んだ。

 大谷はそのゴールシーンを振り返る。

「(逆サイドで)ミツ(三丸拡)が持った時、オフサイドにならないようにちょっと下がりました。東口選手からすると、前に選手が多くあまり見えなかったと思うので、まず枠の中に入れることを意識して蹴り、入って良かったと思います。みんなの思いが乗り移ったゴール。ただ今日のようなゲームを、最低限できなければいけないです」

 しかもアカデミー出身であり2003年からプロ19年目、柏一筋でプレーしてきた、36歳の大谷が決めた。これで柏の最年長ゴール記録を更新した。

「(最年長ゴールは)あまり意識していませんでした。(ネルシーニョ)監督も僕のゴールを期待して起用したわけではなかったので、オマケだと思っています。ただやはり、(試合に)出るからにはチームの結果に貢献したい。若い選手が多いですが、みんなから刺激を受けながら、最年長ゴールをさらに更新していきたいです。常に向上心は持ち続けてやっていきたいと思います」

 そのように柏の男は、このゴールを誇りにしていた。

 柏は2勝1分6敗で20チーム中16位、降格圏を脱した。次節は4月17日、アウェーでの17位大分トリニータ戦である。ここで連勝を収められれば、勢いに乗っていけそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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