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【千葉L】大滝麻未が妊娠を発表「いつか、この選択が当たり前に」。昨季引退を決断していたが――

千葉Lの大滝麻未。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「沢山の理解者に妊娠・出産をして復帰するという選択をしていいんだと気づかせてもらえました」

 WEリーグに参戦するジェフユナイテッド市原・千葉レディースは5月7日、FW大滝麻未が妊娠したことを発表した。現在は別メニューで調整をしていて、クラブは「まずは元気に出産できるサポートをクラブで行って参ります」と報告している。

 大滝は1989年7月28日生まれ、神奈川県出身、31歳、O型。これまでのキャリアは、横須賀シーガルズ(神奈川県) ― 早稲田大学(東京都 )― カナダ・ヨーク大学(カナダ) ― オリンピック・リ ヨン(フランス) ― 浦和レッドダイヤモンズレディース ― EAD GUINGAMP (フランス) ― パリFC(フランス) ― ニッパツ横浜FCシーガルズ ― ジェフユナイテッド市原・千葉レディース。なでしこジャパン(日本女子代表)3試合・0得点。

 オンタリオ州女子サッカー選手権得点王・最優秀選手、カナダ女子選手権ベストイレブン、2011・12UEFA女子チャンピオンズリーグ優勝、2018なでしこリーグ2部得点王。

 また、FIFAマスター(2017年修了)、一般社団法人なでしこケア設立(2019年) など幅広く活躍している。

■「1日でも早く我が子を抱いてピッチに入場する姿を皆さんにお見せできるよう」

 大滝はクラブを通じて今回の発表について、次のように語っている。

「皆さん、こんにちは。この度、 お腹の中に新しい命を授かったことを、この場を借りてご報告させていただきます。まずは、この妊娠をポジティブに捉え、いつも温かくサポートしてくれるクラブとクラブスタッフ、そして長期の離脱が余儀なくされるにも関わらず、心から喜んでくれたチームメイトに、心から『ありがとう』を伝えたいです。昨年のシーズン中、 『子どもが欲しいから来年は引退』と、当然のように決めていた私が、周りにいる沢山の理解者に、妊娠・出産をして復帰するという選択をしていいんだということに気づかせてもらうことができました。

 色々な意見はあるとは思いますが、それもすべて受け入れ、無事元気な赤ちゃんを出産し、1日でも早く我が子を抱いてピッチに入場する姿を皆さんにお見せできるよう、今はできることをしっかり積み上げていきたいと思っております。

 いつか、この選択が当たり前になり、女子アスリートが女性としてのライフステージと向かい合いながら、大好きなスポーツを続けられる社会になっていくことに、少しでも貢献できたら嬉しいです。

 これからもジェフ千葉レディースと、 なでしこリーグ・WEリーグを応援していただき、 女子サッカーを皆さんのお力で盛り上げていただけたら嬉しいです!」

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[文:サカノワ編集グループ]

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