【浦和L】22日WEリーグ最終戦、駒場でベレーザに挑む
浦和Lの南萌華(右)とINACの田中美南が競り合う。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
皇后杯女王のプライドを懸けて――。
[WEリーグ 22節] 浦和L – ベレーザ /2022年5月22日13:00/浦和駒場スタジアム
三菱重工浦和レッズレディースがWEリーグ最終節、日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦する。
INAC神戸レオネッサが初代女王に決定。その次の節で、WEリーグ初の新国立競技場で開催された一戦で、1-0の勝利を収めた。しかし優勝の可能性を残した状況でこの晴れ舞台で戦いたかったのが、もちろん本音だった。
南萌華は「INAC神戸の優勝が決まった時は本当に悔しくて、その日はかなり落ち込みました。それでも王者に負けないぞというところを示したかった」と気持ちを切り替え、WEリーグ最多1万2330人の前で結果を残した。
INACのエースである田中美南に対し、相棒の高橋はなが積極的に前に出て潰しにかかり、南はカバーリング。背後への飛び出しを得意とする田中が動き出そうとしたタイミングに、南は体を張って素早く封じていった。
安藤梢の会心ゴールで1-0の勝利。終了後には得点王を競う菅澤、田中が笑顔で互いの健闘を称え合う姿も見られ、WEリーグが伝えるべきものが詰まった一戦となった。
浦和はシーズン最終節、ホームで強豪・日テレ・東京ベルディベレーザと対戦する。後期は中盤戦で3連敗を喫して優勝戦線から脱落してしまったベレーザだが、ここ3試合は復調の兆しを見せている。
皇后杯女王である浦和としては、名門相手に白星を掴み6連勝で、気持ちよくWEリーグ1年目のシーズンを締めくくりたい。
[取材・文:早草紀子]
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