劇的残留決定弾!久保建英が一問一答「ゴールを狙えと言われた」「かなり苦しんだが、とても幸せ」

「引き分けでは十分ではない」と投入され、左足を振り抜く。

[スペイン１部 37節] ヘタフェ ２-１ レバンテ／2021年５月16日（日本時間17日1:30）／コリセウム・アルフォンソ・ペレス

　ヘタフェCFの日本代表MF久保建英がスペイン１部リーグ37節のレバンテUD戦、１-１で迎えた85分に左足でチームの１部残留を確定させる決勝ゴールをねじ込んだ。ビジャレアルCF在籍時を含め今季リーグ初ゴールがこの重大な局面で飛び出し、“地獄”の入り口を彷徨っていたチームを“天国”へと導いた。

　久保は試合後のヒーローインタビューで次のように語った。スペインメディア『デフェンサ・セントラル』が伝えている。

――「救世主」がこの試合の「主役」になった。

「ベンチスタートでウォームアップしている時、（18位の）エルチェが勝っているという情報が入り、『引き分けでは十分ではない』『ゴールを狙え』と言われました」

――アレニャとあなたがゴールを決めた。

「初めて二人が出場した時も上手くいきました。今回も素晴らしいゲームをできました。今年はビジャレアルとヘタフェでかなり苦しみました。大事なのは、今日とても幸せであることです」

――ヘタフェでの苦悩について。

「このチームに加われて嬉しく思っていますし、プレーできていない時も一生懸命トレーニングをしているのを監督は知ってくれていました。さらに上を目指して、その成果を確認できました」

――祝福と歓喜について。

「ロッカーでみんなと祝いたいです。一般の方たちとはまだ直接会えませんが、外にたくさんのファンがいたので喜びを分かち合いたいです」

　ヘタフェは９勝10分18敗（28得点・43失点）の勝点37で16位以上が決定。降格圏18位のエルチェCF、残留ライン17位UDウエスカと４ポイント差をつけて１部残留を確定させた。５月22日（日本時間23日1:30）の最終節には、10位のグラナダCFとアウェーで対戦する。

　レアル・マドリードからレンタル中の久保は今季リーグ通算30試合出場、そのうちヘタフェでは17試合・１ゴール・１アシスト。

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[文：サカノワ編集グループ]