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本田圭佑が東京五輪代表から事実上の落選。緊急時、森保体制「ラージグループ」から招集方針

本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

最終節で先発、アゼルバイジャンリーグ優勝を果たす。

 U-24日本代表のメンバー27人が5月20日に発表された。東京オリンピック開幕まで2か月と迫るなか(男子サッカー日本代表の初戦は22日、南アフリカ代表戦)、今回、五輪本番のメンバー18人中24歳以上の3人を活用できる「オーバーエイジ」枠に、吉田麻也、遠藤航、酒井宏樹の3人が選ばれた。日本代表と兼任する森保一監督は、不測の事態が起きない限り、この3人について「絶対的な戦力」として、五輪本番のメンバー入りも“当確”となった。

 2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)で、日本代表として初の3大会連続ゴールの偉業を達成したアゼルバイジャン1部ネフチ・バクー所属の本田圭佑は「東京五輪でのオーバーエイジでの参戦」を目標に掲げてきたものの、事実上、東京五輪出場の道が途絶えた。

 森保監督は基本的に、今回選出された27人の中から本番の18人も選ぶ意向を示す。すでに時間をかけて連係を高めてきたメンバーでもあり、加えて2年前のコパ・アメリカをはじめ、フル代表を戦った経験のある選手が多く揃う。万が一、緊急的にメンバー招集する場合にも、これまで森保一監督とともに戦ってきたフル代表とU-24世代の「ラージグループ」から補充する意向も示された。森保体制下で戦っていない(西野朗体制下ではコーチと選手の関係だったが)34歳のレフティは、その大枠にも含まれていない。

 しかも指揮官は今回、落選した選手たちに向けて、「メンタルへの影響も考慮し、次のステージ、また目標へ向かう準備のために時間を充ててほしい」とエールも送られた。

 本田は5月19日、リーグ戦でのカラバフFKとの天王山、3-4-2-1のシャドーのポジションで先発出場を果たしたが、スコアレスで迎えた69分で交代に。そして90分に味方のゴールが生まれて1-0の勝利を収め、2位だったネフチが逆転で優勝を果たした。本田はリーグ8試合・2ゴール。

 ここ数年はブランクの時期も長く、どちらかというと「実業家」としての幅広い活動のほうが中心となっていた。「Keisuke HONDA」が次に設定する目標は何か。まずはファンに向けて、どのようなメッセージを発するのか注目したい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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