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【CL】ポルト中島翔哉がマンC戦、7か月半ぶり公式戦出場!強烈プレスにスルーパスで魅せる

中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

77分から左サイドに入り、ブランク感じさせず。

[CL GS1節] マンチェスター・C 3-1 ポルト/2020年10月21日/エティハド・スタジアム

 ポルトガル1部FCポルトのMF中島翔哉が10月21日(日本時間22日)、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のアウェーでのマンチェスター・シティ戦、77分からピッチに立ち、今年3月7日のポルトガルリーグのリオ・アベFC戦(△1-1)で先発して以来、7か月半ぶりの公式戦出場を果たした。

 1-3と2点リードされた77分、ポルトのセルジオ・コンセイソン監督が3枚替えを慣行。左サイドに入ったポルトの10番は、強烈なプレッシングを見せるなど、指揮官の求めるハードワークをフルパワーでさっそく見せる。

 さらに左サイドでボールをキープして相手に囲まれた密集地帯では、スペースを突く縦パスを味方につなぎ状況を打開する。試合終了間際には中央の位置でボールを受け、マンCの猛烈なプレスに耐え、右サイドへ鋭いダイアゴナルのスルーパスを放ったが……惜しくも相手に阻まれる。

 結局ポルトは1-3で初戦を落とした。

 ただ新型コロナウイルスによる中断明けの騒動を経て、中島は7か月のブランクを感じさせなかった。26歳の攻撃的MFは屈強なタレントがしのぎを削るなか、その錆びつかぬテクニックで変化を付けて見せた。

 今回のイングランドへの遠征には選手26人が帯同。そのなかで中島は、直近の10月17日に行われたポルトガルリーグのスポルティング・リスボン戦(△2-2)に続く2試合連続でのベンチ入りを果たした。久々に訪れたプレー機会は、欧州最高峰の舞台。しかもアウェーでのマンチェスター・C戦となった。

 試合のあと、セルジオ・コンセイソン監督は審判団に抗議に向かい、試合中から冷静になれと諭していたマンCのジョゼップ・グアルディオラとは握手をしなかった。時に理屈抜きにもなる熱狂の舞台、そこに中島が帰ってきた。

 ポルトは今週末24日(日本時間25日4:30)、東京ヴェルディから加入した藤本寛也の所属するジル・ヴィセンテFCと対戦する。

注目記事:中島翔哉がCL出場へマンチェスター入り!ポルト対シティ戦、ついにピッチに立てるか

[文:サカノワ編集グループ]

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