中島翔哉コロナ結果改ざん疑惑、ポルト監督のスマホ押収。現地警察が大規模捜査
中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
クラブ会長とともに電子メールのデータも。
ポルトガルの複数メディアはこのほど、日本代表にも選ばれてきたMF中島翔哉の今年1月のポルトガルからアラブ首長国連邦(UAE)への飛行機での渡航を巡り、新型コロナウイルスの検査結果を改ざんした疑いがあるとして、ポルトガル司法警察が12か所での大掛かりな捜査を実施したと報じた。
またポルトガル1部ポルトは公式サイトで「声明」を発表。新型コロナウイルスの検査に関わる事案で、練習場、クラブハウス(事務所)などの捜査を受け、警察には全面的に協力し、必要なデータや書類などを全て提出した報告していた。クラブは選手名を公表していない。
そしてポルトガルメディア『エスポルテ・アオ・ミヌート・ポルトガル』によると、裁判所の許可を受けてポルトガル警察が、ポルトのジョルジ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ会長とセルジオ・コンセイソン監督のスマートフォンと、電子メールのデータを押収したと報じた。セルジオ・コンセイソン監督は協力に問題なく応じたそうだ。
ただ同指揮官はこの6月でポルトとの契約が満了を迎える。
今季のポルトはリーグ戦、24勝8分2敗(74得点・29失点)の勝点80で2位。スポルティング・リスボンが19年ぶりの優勝を果たしている。
関与した者には最長で、懲役8年の実刑が課される場合もあるということだ。
中島は今年1月にポルトからUAEのアル・アインFCへの期限付き移籍を決断。しかし2月に重傷(脛骨の骨折と靭帯断裂といわれる)を負い、現在はリハビリに努めている。日本代表通算19試合・5得点。
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[文:サカノワ編集グループ]