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【浦和】東京五輪、狙える!槙野智章が18歳GK鈴木彩艶「3つの魅力」を語る。デビューから4戦無失点!2位名古屋とスコアレスドロー

浦和の槙野智章(2019年9月撮影)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

本大会直前6月シリーズに初招集、U-24日本代表はキーパー4人。「割って入れるだけの実力はある」

[J1 17節] 浦和 0-0 名古屋 /2021年5月30日18:04/埼玉スタジアム

 J1リーグ17節、浦和レッズ対名古屋グランパス戦は、互いに譲らずスコアレスドローに終わり、勝点1を分け合った。浦和の18歳のGK鈴木彩艶はこれでデビューからリーグ5試合中4試合目の無失点。このあと東京オリンピック本番に向けて親善試合2戦に臨むU-24日本代表の合宿に臨む。鈴木は「こうして選ばれたからには勝負したい。いつも以上に強い気持ちで取り組みたいです」と熱い気持ちを示した。

 また、槙野智章は試合後の質問に応じ、弱冠18歳である鈴木の「3つの魅力」を語った。

「まずキーパーに最も必要はシュートストップ。ポジショニングが良く、加えて体格もあり、シュートモーションに入った相手の攻撃陣がなかなかいいコースにボールを飛ばせない。それは彼の強みだと思います。実際、彩艶選手が出て、難しいシュートを打たせていないのは、彼のプレッシャーやポジショニングが上手いことで、シュートも正面に飛んできているのだと思います」

 次に挙げたのが「クロス対応」だ。「守備範囲が広く、パンチングではなくてしっかりキャッチにいくのは、僕らDF陣にとっては安心できるプレーになっています」と、190センチの高さとパワーを生かした守備を高く評価している。

 そして三つ目。「最後の最後までしっかり待って、味方にパスをつなげられる視野の広さを持っています。あの年で、それができるのはすごいなと思います。リカルド・ロドリゲス監督が就任して、よく言われている、いわゆる『ヘソ』の部分であるボランチに、彼のところからものすごくいいボールが入っています。そこも彼にとっての武器かなと思っています」と、ビルドアップの精度が上がっている点にも唸っていた。

 J1リーグのデビューから5試合中4試合で無失点。前回のサンフレッチェ広島戦(△2-2)で2失点を喫していた鈴木だが、しっかり「結果」を残して、気持ちよく五輪代表候補の合宿に加われる。

 ロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表に選ばれた槙野は、「オリンピック出場はかなり期待しています。(今回選出されたU-24日本代表候補)4人の中で割って入れるだけの実力はあると思います。18歳であの体格と落ち着きがあるのは大きく、今後の日本サッカーを面白くしてくれるはずです」と期待していた。

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[文:塚越始]

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