「鹿島と交渉に入った」カイオがJリーグ復帰か。“あと1チーム”はどこ? ベンフィカから移籍へ
鹿島時代のカイオ。(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)
UAEで今季公式戦28試合・6得点・10アシストと活躍。日本の2クラブが獲得を検討。
アラブ首長国連邦(UAE)のメディア『アル・イティハド』は6月1日、現在ポルトガル1部SLベンフィカからUAE1部シャールジャFCにローン中のブラジル人MFカイオ(Caio)について、期間満了に伴いレンタルバックされると報じた。そしてベンフィカはJリーグの2クラブからカイオ獲得の打診を受けていて、そのうち鹿島アントラーズと交渉を進めていると具体名を挙げて伝えている。
カイオは1994年4月19日生まれ、ブラジル出身の27歳。173センチ・69キロ。千葉国際高校から2014年に鹿島に加入し、3年間でJ1リーグ78試合・23ゴールを記録。2015年にはルヴァンカップ制覇を成し遂げ、2016年のリーグ制覇にも貢献した。
その後、UAEのアル・アインFCで4年間プレーし、クラブ・ワールドカップ(W杯)にも臨み、シルバーボール賞を受賞。2019年、ポルトガル名門ベンフィカに加入。ただ、そこではなかなか結果を残せず、 2020年1月、シャールジャにレンタル移籍した。今季はリーグ20試合・5得点・8アシスト、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)6試合を含め公式戦通算28試合・6得点・10アシストと活躍した。
記事によると、ベンフィカはカイオについて完全移籍での売却、あるいはシャルージャに続き1年半でのレンタル移籍のみ受け入れる見込みだという。そしてJリーグの2クラブがこのサイドアタッカーの獲得に向けて動いている。「そのうちの一つである鹿島アントラーズと交渉に入っている」と、『鹿島』の名前を挙げているのだ。
日本で高校生活を送ったあと鹿島で揉まれながらタフさを身につけ大きく進化を遂げていった。27歳になったブラジル人MFの2016年以来、5年ぶりとなる日本復帰はあるのか!? そして、もう1チームも気になるところだが――やはり鹿島ファミリーの一員でもあるだけに復帰が基本線!?……行方を見守りたい。
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[文:サカノワ編集グループ]