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十代の分岐点…20歳久保建英、FC東京の長谷川健太監督へ感謝を語る

FC東京時代、久保建英がゴールを決めて、長谷川健太監督とハイタッチ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ブレイクを遂げた2019シーズン――。

 U-24日本代表の活動に参加しているMF久保建英が6月4日、20歳の誕生日を迎えた。前日の日本代表戦、そして翌日のU-24ガーナ代表戦を控えて、メディア取材に応じたレフティは「明日の試合から20歳なので、ひと段階ギアを上げて、大人のサッカー、大人の自分をピッチで見せていければと思います」と抱負を語った。

 この日は悪天候により札幌から福岡へ向かうフライトが大幅に遅れた。それでも久保は「ポジティブに捉えています。こうした状況が(オリンピック)本番ではなく、本番前に想定できたのはポジティブに働くと捉えています。大事なのは明日(ガーナ戦)。みんなでいかに逆算してこうした状況の中でできるかを話しています」と前向きに捉えていた。選手たちによると、むしろホテルにいるよりもコミュニケーションを取れたり、顔を見合わせたりする機会になり、それはそれで良かったとプラスに思考も働かせていた。

 また20歳の誕生日を受けて、プロとしてのターニングポイントとなったFC東京の長谷川健太監督との2019シーズンのプレシーズンのやりとりについて明かした。

「健太さんには、選手として大きくしてもらいました。辛いこともあり、健太さんの要求に応え切れない時もありました。そうしたなか18歳になる年(2019シーズン)にレギュラーで出られなければいけないと思っていたなか、監督がプレシーズンにチャンスをくれて、結果を出せば今季使ってやると言われ、そこで応えられた。そしてチームもシーズンに入り連勝していけたことがありました。この間のオフには健太さんと話をさせていただきました。これからも健太さんにいろんなことを教えてもらいながら、近況報告をして、監督に喜んでもらえるような選手になることで恩返しをしていきたいです」

 同年に18歳の誕生日を迎えたあと、レアル・マドリードと契約を結んだ。そして2年間、レンタル移籍で3チームに所属し、厳しい勝負の世界を戦ってきた。果たして新シーズンは――。

 さらに強烈に輝くため、20歳の至宝がさらに自らの技に磨きをかける。

 まず東京オリンピックに向けて、6月5日、福岡でのU-24ガーナ代表戦に臨む。

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[文:サカノワ編集グループ]

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