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【鹿島2-1清水】エヴェラウドが復活弾!「僕は競争するために生まれてきた」ベスト8進出決定

鹿島のエヴェラウド。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

サポーターからの拍手に感謝。「これからは継続が大切に」

[ルヴァン杯 PO2] 鹿島 2-1 清水/2021年6月6日/カシマサッカースタジアム

 鹿島アントラーズがルヴァンカップのプレーオフ(PO)ステージ第2戦、清水エスパルスに2-1の勝利を収め、2試合トータルスコア3-1でプライムステージ(決勝トーナメント/準々決勝)進出を一足先に決めた。

 アウェーゴールを決めて優位な状況でこのホームでの第2戦を迎えた鹿島だが、21分、チアゴ・サンタナに決められて、トータルスコア1-1と同点にされる。さらに1点奪われれば一気に形勢が厳しくなる状況に追い込まれたが、前半終了間際にファン・アラーノがループシュートを決めて同点とする。そこから息が詰まる展開となったなか、71分、ディエゴ・ピトゥカのクロスを、エヴェラウドが豪快にねじ込んでこの試合逆転に成功! トータルスコアも3-1と突き放してみせた。

 エヴェラウドは今季ルヴァンカップ通算3ゴール目、3月27日のアビスパ福岡戦(〇5-1)以来となる復活の一撃となった。そして何より温かい拍手を送ってくれたサポーターへの感謝を惜しまなかった。

「僕自身は競争するために生まれてきたわけで、ずっと(試合に出ることに)飢えてきて、こうして回復できた姿を皆さんにお見せすることができました。これからは継続が大切になります。そして努力は結果として必ず表われます。支えてくれたサポーターの皆さんやいろいろな方々に評価していただけて、さらにその意識を高めていきたいです。とはいえ、まだここで何も成し遂げていません。努力は嘘をつかないと、今日の皆さんからの拍手で確信できました。その自信を胸に、また勝利のために取り組んでいきます」

 この重要な局面で飛び出した「背番号9」の一発。鹿島が2015年以来6年ぶりのルヴァンカップ制覇に向けて、ベスト8へ駒を進めた。

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[文:サカノワ編集グループ]