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なぜ柴崎岳が未招集なのか?日本代表の森保一監督が説明

柴崎岳。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

15日はW杯予選グループ2位キルギス戦!9月スタートの最終予選に向けた、ボランチの人選についても言及。

[W杯アジア2次予選] 日本 – キルギス/2021年6月15日19:25/パナソニックスタジアム吹田

 日本代表が6月15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選最終戦、キルギス代表と対戦する。新型コロナウイルス対策のため無観客で実施される。日本はすでに最終予選進出を決めている。キルギスはグループ2位に浮上しているものの、GK不在で臨んだモンゴル戦の敗戦が響き、最終予選進出が非常に難しい状況にある。

 日本代表の森保一監督が6月14日、試合前日の記者会見をオンラインで実施。セルビア代表戦からはメンバーを入れ替えて臨む意向を示した。

 また、その会見のなかで、3月・6月と、これまで中心選手だった柴崎岳(CDレガネス)が未招集だったことについて言及した。やはりチーム状況を考慮していたことだと明言した。

「柴崎岳については、(3月・6月とスペインリーグ2部の)プレーオフにつながる、あるいは1部に昇格できる戦いをしていたので、そこを配慮して選考外にしたところはあります。もちろん絶対的ということはないですが、可能であればチームに合流してもらうことは考えていました」

 9月からはアジア最終予選がスタートする。それまでに欧州組でも移籍する選手、また、日本から欧州に渡る選手が出てきそうである。ボランチの人選について指揮官は、「信じている選手がたくさんいるので、A代表、U-24代表のボランチをベースに考えていきたい。海外・国内でも活躍している選手はいますので、その時の状況で招集したいと思います」と語った。

 最近のボランチは、ボールを狩り取れる遠藤航、守田英正のハンターコンビが定着しつつある。2部リーグは国際Aマッチ期間にも試合があることを考えると、柴崎の招集はより困難になっていくか。しかも田中碧ら東京オリンピック世代も台頭。選外である齋藤未月らもいる。

 まずはキルギス戦だ。相手は選手1人がコロナ陽性判定を受け、さらに選手5人など計19人が濃厚接触者のため隔離された状況にあるが、力のある相手でもあり、橋本拳人、川辺駿らにとっては貴重なアピールの機会になる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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