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【移籍】鎌田大地はラツィオ「1年延長」濃厚

鎌田大地。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

3年間の延長オプションではなく――。

 イタリア・セリエAは5月18日に最終節を迎え、SSラツィオは日本代表MF鎌田大地(Daichi KAMADA)が先制ゴールを決め、すでに優勝を決めていたインテル・ミラノと1-1で引き分けた。鎌田は今シーズン2点目。 

 アイントラハト・フランクフルトを退団したあとフリートランスファーとなってラツィオに加入した鎌田だが、マウリツィオ・サッリ前監督のもとでは出場機会を得られず苦戦した。そしてイゴール・トゥドール監督が就任した3月から状況が一変し、レギュラーポジションを獲得。センターハーフとして不動の地位を築いた。結局、鎌田はリーグ28試合・2得点・2アシストを記録。

 今シーズン限りで契約満了を迎え、3年間の契約延長オプションを行使するかどうか、5月30日までにクラブに伝えなければいけない。あるいは、最近になって「1年延長」の案が話し合われていると、イタリアメディアでも報じられてきた。

『ラツィオニュース24』は5月20日、鎌田は30日までにクラブにオプションを行使するかどうか伝えなければいけないとレポート。「オプションの契約期間は3年間だが、最終的には2025年まで、つまり1年間だけ更新することになる」と見ている。

 鎌田については、フランクフルト時代にともにUEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇を果たしているオリバー・グラスナー監督の就任したイングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスFC、さらにはセリエAの名門ユベントスFCなども、鎌田獲得を検討していると言われる。

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 状況的には鎌田残留が基本線で、さらなるオプションなど契約内容について詰めている段階のようだ。ただし、ラツィオは7位でフィニッシュ。来季のヨーロッパカップ戦の権利を得られなかった。そのあたりが、どのように影響するか……。