長谷部誠が先発復帰へ、フランクフルト3バック復活か。今日ELアントワープ戦

サカノワスタッフ

2021年9月30日

フランクフルトの長谷部誠。写真：徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

週末にはバイエルン戦を控える。

[EL ２節] アントワープ – フランクフルト／2021年９月30日18：45（日本時間10月１日1:45）ボサイルスタディオン

　ドイツ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトがヨーロッパリーグのグループステージ２節、ベルギー１部のロイヤル・アントワープFCとアウェーで対戦する。

　この試合、長谷部誠の先発復帰の可能性が高まっている。

　37歳になる長谷部は公式戦初戦のDFBカップのSV・ヴァルトホーフ・ホッフェンハイム戦で後半45分間出場。そしてブンデスリーガ開幕のボルシア・ドルトムント戦では3-4-2-1のボランチで先発として先発したが69分で交代に。アーリング・ハーランドに２ゴールを決められるなど、２-５で敗れた。

　長谷部は続くアウクスブルクFC戦で交代出場から10分間プレー。しかし、その後はベンチ入りを続けるものの出場機会を得られずにいた。

　とはいえ、チームは開幕から公式戦勝ち星なし。リーグ戦は５分１敗だ。

　オリバー・グラスナー監督はハーランドを止められるような強度を守備陣に要求。とはいえそれができるタレントは、もしかすると現在世界中を探してもいるかいないか、と言えるような状況だ。

　加えてフランクフルトは最終ラインやボランチからタテに貫くパス、あるいは局面を変えるような展開を見せられずにいる。そこで、しっかり常に準備を進めてきた長谷部の力が、再び必要とされているという。

『ビルド』によると、当初３バックから４バックに切り替えたグラスナー監督だが、ここで再び３バックを採用する可能性が出ている。

　そして長谷部が昨季まで務めたリベロに入り、シュテファン・イルザンカーが右ストッパーに入るのではないかと見られる。

　またチーム内では、エリック・ドゥルムが脳震盪、エヴァン・ヌディカがヒザを傷めている。今週末にはバイエルン・ミュンヘン戦を控えているため（日本時間10月４日0:30）、このアントワープ戦ではある程度戦力をターンオーバーさせ、今後に向けた“発見”をしておきたいという狙いもある。

　日本代表MF鎌田大地もスタメン入りとベンチを繰り返しており、この試合で浮上へのキッカケと指揮官からの信頼を掴みたいところだ。

[文：サカノワ編集グループ]