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【日本代表】W杯スペイン撃破!!久保建英が「ホッとした」意外な理由とは?

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「この2チームに勝って、クロアチアに負けたらもったいない」

[カタールW杯 E組 第3戦] 日本代表 2-1 スペイン代表 /2022年12月1日22:00(日本時間2日4:00)/ハリーファ国際スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)グループEの第3戦、日本代表が2-1でスペイン代表に劇的な逆転勝利を収め、同組1位でベスト16進出を決めた。

 久保建英(レアル・ソシエダ)はドイツ代表戦(〇2-1)以来の出場で、3-4-2-1の右シャドーで先発。ハードワークを続けてハーフタイムに交代を告げられたが、その仕掛けがボディブローのように相手にダメージを与えていった。

 21歳のレフティは試合後のフラッシュインタビューで、「とりあえず荷物をまとめていなかったので、ここで帰るということにならず、良かったです。ホッとしています」と、この勝利の意外な喜びを口にした。

「(先発起用について)みんなを見て、僕のコンデションが良いなと感じていたと思います。(ハーフタイムでの交代について)0-1になったので、決まっていた交代だったのかもしれません。僕は結果を残せなかったので、これ以上、とやかく言うことはありません。(交代を告げられたあと)ベテランの選手から『チームを信じろ』と声を掛けてもらいました」

 やはり、スペインで戦い続けてきただけに、もっと明確な痕跡を残したかったに違いない。

「(田中碧のゴールについて)(ラインから)出ていたのか出ていないのか分かりませんでしたが、三笘選手が身体を張ってくれました。たぶん足首も痛いのに最後まで身体を張って(田中碧選手が)決めてくれました。あとは死ぬ気で守ってくれて、途中で何度も試合が動き、ゲームを進めなければならずヒヤヒヤしましたが、ゴンさん(権田修一)がシュートをしっかり止めてくれました。チーム一丸で掴んだ勝利です」

 初出場のW杯で決勝トーナメントに進出。久保がこのまま終わるとも思えない。何かをしてくれそうだ――。

「トーナメントの対戦相手について見る余裕はなかったので、クロアチアがどういうプレーをするかはまだ分かっていません。この2チームに勝って、クロアチアに負けたらもったいない。ここからは負けたら終わりになります。まずは1試合、1試合。あと1試合で日本の歴史に名を刻めます。その歓喜の輪に入れる選手になりたいです」

 もっとチームに貢献したい――。クロアチア戦でのこれまで以上の躍動を誓っていた。

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