本田フィテッセの新監督はオランダ人の元スタッフ?
フィテッセの本田圭佑。※フィテッセ公式ツイッターより(@MijnVitesse)
過去何度も”緊急登板”してきたストリング氏か、あるいは…。
[オランダ1部 15節] ヘーレンフェーン 3-2 フィテッセ /2019年11月29日/アベ・レンストラ・スタディオン
オランダ1部リーグ(エールディビジ)の15節、SCヘーレンフェーンに2-3と逆転負けでリーグ5連敗を喫したフィテッセは、ロシア人のレオニード・スルツキ監督が辞任すると発表した。コーチ陣の退任も決定。本田圭佑を呼んだ当事者が、いきなりオランダから離れる事態となった。
本田は2試合連続で先発出場。この試合ではボランチとして臨み、フル出場を果たした。しかしチームの悪い流れを止めることができず、今回も指揮官に勝点を贈れなかった。
監督の後任候補だが、オランダの複数メディアが挙げているのが、オランダ人のエドワード・ストリング氏だ。オランダTV局『Omroep Gelderland』のニュースサイトによると、これまで何度も緊急登板でフィテッセの指揮を執ったことがあり、現在はパペンダルのナショナルスポーツセンターの育成年代の指導にあたっているという。昨季、フィテッセのテクニカルスタッフを務めていたという(そこへスルツキ監督がロシア人スタッフを招へいした)。また、同メディアはフィテッセのテクニカルディレクター(TD)であるモハメド・アラッハ氏の「できる限り早く解決策を見出す必要がある」というコメントを掲載している。
さらに、フィテッセU-21のマネジャーを務めるジョゼフ・オースティング氏もコーチングスタッフの候補の一人だと伝える。オースティン氏は47歳のオランダ人で、スルツキ氏の前任であるヘンク・フレーセル体制下でコーチをしていた。チームの下部組織の指導にも長く携わっており、再び入閣を果たすことになるか。
フィテッセはリーグ5連敗を喫して、7勝2分6敗(24得点・22失点)で前節の5位から7位に順位を下げた。次節12月8日はホームで、フェイエノールトと対戦する。本田にとっては、移籍後初の本拠ヘルレドームでのゲームとなる。求められるのは「結果」だ。
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[文:サカノワ編集グループ]