【日本代表】大迫勇也の来季優先は『FW』、『欧州』。日本復帰について「分からない」。ブレーメン降格決定で
大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
チームは勝てないなか途中出場が続き、「なかなか歯痒い時間でした」。
[カタールW杯2次予選] 日本 – ミャンマー /2021年5月28日19:20/フクダ電子アリーナ
日本代表の活動に合流したヴェルダー・ブレーメンのFW大迫勇也が5月26日、オンラインによる取材に応じ、最終予選を見据えた決意、所属チームのドイツ・ブンデスリーガ2部降格決定に伴う責任、そして注目される今後について語った。
最終節のボルシア・メンヒェングラードバッハ戦、ブレーメンは2-4で敗れて入れ替え戦枠16位から自動降格圏17位に転落し、来季の2部行きが確定。大迫は0-2とリードされた後半途中から出場する形となったが、時すでに遅し。昨季終盤はチームを救うゴールを決め続けたストライカーだが、今回その機会さえ得られなかった。
「(今季について)なかなか歯痒い時間でした。チームが負けているなか、なかなかスタートから試合に出られる機会が少なかったので、そこは残念でした。しっかりと心はリセットして、今は代表のことだけしか考えていません。(吹っ切れている?)そんなことは、ないです。ただ、終わったことでもあり、そこはしっかり切り替えていきたいです」
ブレーメンとは来季まで契約を結んでいる。ドイツ2部でプレーすることになるのか。それとも移籍をするのか。日本復帰は!?
「しっかりフォワードで出られるところ。そこだけです。自分が求めているのは」
大迫はそのように新シーズンの戦う条件を掲げた。ただし優先順位としては、やはりヨーロッパを考えているという。
「フォワードとして1年間、試合に出たいですし、やはり僕はそこで評価されるべき選手だと思っています。そこだけです。(ドイツではなく日本でも?)どうですかね……僕も分からないです。しっかりとヨーロッパで、まずはフォワードで使ってくれるチームを探すのが第一です。一番自信を持っているポジションなので、そこを目指していきたいです」
ストライカーとしての矜持。31歳になった大迫は最前線に立つ、そこに改めてこだわりたいということだ。
それだけに今回の日本代表での活動は重要になる。FW登録での招集は大迫と浅野拓磨のみ。森保一監督の信頼も厚い。
「責任感はもちろんあります。僕が一番前にいるので、みんなにしっかりとしたプレーを見せなければいけない。(このあとの最終予選へ)楽しみです、最終予選は。いい緊張感があるなかでプレーできて、満員のスタジアムでできたらと思っています」
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[文:塚越始]