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冨安健洋のアタランタ移籍が暗礁。ボローニャ拒否、33億円を要求か?

冨安健洋。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

個人合意も、移籍金が倍に跳ね上がる!?

 イタリアメディア『カルチョ・メルカート』は6月15日、イタリア・セリエAのアタランタBCが日本代表DF冨安健洋の獲得へ正式オファーを出したものの、ボローニャFCに拒否されたと報じた。冨安サイドは移籍に応じる「個人合意」には至っているそうで、アタランタが次にどのような戦略を立てるのかが注目を集める。

 同メディアによると、2021-22シーズンにUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)とセリエAを戦うアタランタは、選手をローテーションさせるためにも層の薄いディフェンダー陣の補強を推進。そうしたなかで、東京オリンピックに臨むU-24日本代表の一員であり、サイドバックとセンターバックをこなせる冨安にターゲットを絞ってきた。

 しかし、2024年6月まで冨安と契約を結ぶボローニャは、移籍金(違約金)3000万ユーロ(約33億円)を要求。アタランタが提示した1600万ユーロ(約21億円)の条件を拒否したそうだ。

 1年前、さらに昨冬にはACミランなどが獲得に乗り出したものの、ボローニャは安売りしないという態度を一貫してきた。しかし、この移籍マーケットでは、クラブの設定する条件を全て満たせば、移籍やむなし、と交渉に応じる構えを示していた。

 冨安サイドとアタランタは移籍に応じるスタンスを示している。あとはボローニャが認めるかどうかというところまで来ているようだ。

 ただ当初ボローニャは移籍金を1500万ユーロ(約20億円)に設定していると見られた。が、その額は倍まで跳ね上がっているようだ。

 冨安は2020-21シーズン、セリエA31試合・2ゴールを記録。シニシャ・ミハイロヴィッチ監督のもとでの2シーズン目、開幕直後はセンターバックに固定され、その後は再び昨季主戦場だった右サイドバックに配置。チームは12位でフィニッシュしている。

 冨安については他にも、ミラン、イングランド・プレミアリーグのエバートンFCなど複数クラブ、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエル・レバークーゼンなども獲得を検討していると言われてきた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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