「いい質問だ」アギーレ監督が久保建英の起用法について語る。マジョルカ、アラベスに勝利
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「ディテールが結果を左右した」
[スペイン1部 33節] マジョルカ 2-1 アラベス/2022年4月19日19:00(日本時間20日2:00)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ
スペイン1部リーグ、RCDマジョルカがデポルティーボ・アラベスに2-1の勝利を収め、暫定ながら16位に浮上し降格圏(18位以下)から浮上した。日本代表MF久保建英は4-4-2の右MFで5試合ぶりに先発出場し、82分までプレーした。
1部残留へと近づく勝利。ハビエル・アギーレ監督は試合後、ファイナルサードに課題はあるもののカウンターが効果的だったと語り、次のように総括している。
「最終的には、とても互角の勝負で、ディテールが結果を左右する試合になりました。貴重な3ポイントですが、これが(1部残留へ)決定的なものにはなりません」
また、レアル・マドリードからレンタル移籍中である久保の5試合ぶりの先発起用について、FWの孤立を防ぎたい意向があったと言う。
「“足がいい”選手が必要でした。サルバ・セビージャ、ダニ・ロドリゲス、タケ(久保)……彼らはボールの使い方をよく把握している選手たちです。アブドン、ムリキは生まれながらのフィニッシャー。ここ数試合、フィニッシュやクロスのシーンはありましたが、ムリキはとても寂しそうでした(孤立していた)」
そして「久保は先発、サブ、どちらの起用法がいいのか?」という質問にも、指揮官は答えた。
「良い質問です。しかし、その答えは分かりません。まずビデオで確認します。改めて質問してくれたら、その週にどうするか、私は思い出すでしょう」
そのように練習や相手次第であるということだ。ただ、守備バランスを重視する指揮官の期待に応えた、という活躍にはらなかったようだ。
最下位を下した1勝でマジョルカは8勝8分17敗(29得点・54失点)の勝点32に伸ばし、暫定16位に浮上している。
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