新型コロナ感染者数2位、ブラジル在住の本田圭佑も不安「必要なのは不平不満を並べるのではなく議論と交渉」
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
自身のツイッターで、優先順位の重要性を強調。
ブラジル1部リーグ(セリエA)のボタフォゴFRに所属するMF本田圭佑が5月23、24の両日、ブラジルの新型コロナウイルスの感染者数が急増するなか、今、いったい何をすべきであるのか。その優先するべきことについて考えツイート(アカウントは @kskgroup2017)している。
まず5月23日、元日本代表のレフティは英語で次のようにつぶやいた。
In Brazil, What is the policy? Everyone know our lives is first and economic is second. We need many rules to prevent infection if we want to start economic activities. #dont #be #optimistic
「ブラジルでは、何がポリシーなのでしょうか。誰もが知っているはずです、私たちの命が第一であり、経済は第二であることを。 私たちは感染を防ぐためのたくさんのルールが必要です、もしも経済活動を始めたいのであれば。 楽観的にならずに」
そのように本田は今こそ現実と向き合うべき時であると主張。今は楽観視すべきではないと、現状に少なからず不安を抱いていることも伝わってくる。
そして1日後、本田は次のように改めてこの問題について綴った。
The number of infection in Brazil has been increasing about 18k people everyday. We need to do something to stop it but it’s not a complaint. It’s a discussion and negotiation with government.
「ブラジルでの感染者数は毎日約1万8000人増えています。私たちがそれを止めるために必要なのは不平不満を並べることではないはずです。それは政府との議論であり交渉です」
優先順位を明確に示し、そのための措置を立てるべきではないか。本田はそのように指摘をしている。ブラジルをはじめ南米大陸は冬を迎えているだけに、世界中にとっても、今後の感染状況の推移が気になるところだ。
ブラジル保健省の発表によると、5月23日時点で、同国の感染者数は34万人を突破(34万7398人)。33万5882人のロシアを超えて、アメリカ(161万3476人)に次いで2位となった。また、死者数も2万人を超えて(2万2013人)、アメリカ、イギリス、スペイン、フランス、イタリアに次いで世界の中で6番目に多い人数となっている。
ブラジル国内のすべてのサッカーのコンペティションは現在休止中となっている。
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[文:サカノワ編集グループ]