152億円、マンCがケインに破格オファー!トッテナムは鎌田大地を補強か
鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
タイプは異なるものの――。
『スカイ』などは6月21日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティがトッテナム・ホットスパーFCに所属するイングランド代表FWハリー・ケインに正式にオファーを申し出たと報じた。移籍金を含め1億1600万ユーロ(約152億円)を提示したそうだ。
ところがトッテナムは、このオファーを受けるつもりはないと言う。ケイン自身は新天地への移籍を希望しているものの、スパーズのダニエル・レビー会長はこのイングランド代表のスーパーストライカーを引き留めたい意向だという。
27歳のストライカーは2020-21シーズン、リーグ35試合・23得点・14アシストと抜群の成績を収めた。ヨーロッパリーグ(EL)などを含めた公式戦通算は、49試合・33得点・17アシストである。
ケインは2024年6月までトッテナムとの複数年契約を結んでいる。確かにクラブとしてのあらゆる野望を遂げるのであれば「残留」を希望したいところ。ただし一方で、指揮官交代などでチームが揺れるなか、まさに今こそ売り時だという声もある。
同メディアによると、ケインは現在1年遅れで開催されたEURO2020に集中している。その戦いが終わったあと、決断を下すという。
そしてケインの動向は、日本代表の鎌田大地にも影響を及ぼす。
ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する日本代表のトップ下は、かねてからトッテナムにリストアップされていると報じられてきた。
ケインとは全くタイプが異なるものの、確実にボールを収めながら、状況に応じてゴールを狙うというスタイルは、韓国代表FWソン・フンミンをはじめとしたアタッカー陣の長所を引き出すという点で期待も膨らむ。
フランクフルトは違約金を3000万ユーロ(約40億円)に設定していると言われる。そのケインの移籍が実現すれば、「鎌田移籍」も検討されることになるか――。
鎌田はブンデスリーガで2020-21シーズン、リーグ32試合・5得点・15アシストを記録。トッテナムと確かに相性が合いそうである。「日本代表のレギュラー+ブンデスリーガの実績」で、懸念される就労ビザの問題も確実にパスできる。
もちろんケインの残留が決まれば、話も変わってくる。いずれにせよ、この世界的なストライカーの動向が、日本代表アタッカーにも関わってきているのは間違いない。
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[文:サカノワ編集グループ]