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172億円!ハーランドのレアル・マドリード移籍に「青信号」、久保建英の動向にも影響か

ドルトムントのハーランド。 (Photo by Filip Singer - Pool/Getty Images)

ムバッペから方向転換か。

 スペインメディア『マルカ』英語版は6月23日、「レアル・マドリードがハーランドの移籍に『青信号(ゴーサイン)』。ドルトムントと交渉開始へ」と題したレポートを掲載した。ついにノルウェー出身の強力ストライカーが白い巨人の仲間入りをするのか――。

 ロス・ブランコスはかねてからパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得を目指していたと言われる。しかしカルロ・アンチェロッティ監督が復帰したなか、ボルシア・ドルトムントで爆発的な活躍を見せるノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを優先して、交渉に突入したというのだ。

 記事によると、レアル・マドリードは一度ドルトムントに1億1000万ユーロ(約145億円)で打診。しかし、これが拒否された。ドルトムントは1億5000万ユーロ(約198億円)近い額の評価をしているそうだ。そのため、1億3000万ユーロ(約172億円)あたりで、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長も合意に達したい意向ではないかと見ている。

 そしてハーランド自身がこの交渉に「ゴーサイン」を出したという。すでにFCバルセロナとレアル・マドリードのトレーニング施設を視察していて、本人はレアルを気に入ったと見られる。

 とはいえ、このコロナ禍もようやく収束への兆しが見えてきたものの、クラブの入場料収入など読めない状況が続く。それでも大型投資に動くのか。

 もちろん194センチありながら、スピード、パワー、テクニックを兼ね備えたまだ20歳のスーパーストライカーは、まさにレアル・マドリードの最も欲しているタイプのタレントである。順調に行けば、さらに価値が上がるだろう。

 今季は初めてドイツ・ブンデスリーガで開幕から1年を通じて戦い、リーグ28試合・27ゴール、公式戦通算41試合・41ゴールと活躍。特にシーズン終盤にリーグ戦で猛スパートにより得点を重ね、チームも欧州UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を再び獲得している。

 選択肢の一つとして、今季に続きドルトムントで再びCLに挑むこともあり得るか。一方、バイエルン・ミュンヘン1強時代の続くドイツに、どれだけの魅力を感じているかも気になるところ。

 また、もしもドルトムントがハーランドを失った場合、レアル・ソシエダの21歳のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクを復帰させたい意向だという。

 そして、もちろんこのノルウェー代表ストライカーがレアル・マドリードに加われば、ポジションは異なるものの昨季まで2シーズンにわたりレンタル移籍した久保の動向にも関わってくる。もしも実現すれば、マドリード復帰の可能性はやはり低くなるか。

 ただ、いずれはこのレフティ二人が、白いユニフォームを着て共闘する姿をぜひ見てみたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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