【U-24代表スタメン予想】久保、堂安、遠藤…。三笘ら不在も日程的に「本気メンバー」か!12日ホンジュラス戦

FWふたりも出場微妙で、ビースト林大地にとってはチャンスに。

[キリンチャレンジカップ] U-24日本代表 – U-24ホンジュラス代表／2021年７月12日19:30／ヨドコウ桜スタジアム

　U-24日本代表が７月12日、ヨドコウ桜スタジアムでU-24ホンジュラス代表と対戦する。17日のU-24スペイン代表戦とともにキリンチャレンジカップとして、東京オリンピックに向けた壮行試合の位置づけとなる。アジアチャンピオンズリーグ（ACL）に出場している川崎フロンターレの三笘薫と旗手怜央が不在で臨む一戦、日本のスタメンを予想したい。

　ホンジュラスは今回、北中米カリブ海サッカー連盟（CONCACAF）予選をメキシコに次ぐ２位で突破。ただ９日に来日したばかりで、コンディションはこれから高めることになる。

　一方、日本のスケジュールは、中４日の17日に兵庫でスペイン戦を予定。そして22日に東京五輪初戦、南アフリカ代表との一戦に臨む。

　その日程を考えると「本番」の南アフリカ戦まで、このホンジュラス戦が「中９日」。むしろ最重要な調整の位置づけになると言える。

　スペイン戦から南アフリカ戦までは「中４日」だと考えると、今回のホンジュラス戦で、まず現時点のベストと言えるメンバーで先発を組み、選手によっては90分、あるいはそれに近い時間、プレーさせる形になるか。

　加えて、別メニューの続いた上田綺世と前田大然、FW登録の二人の先発あるいは起用は難しいと見られる。逆に言えば、ビースト林大地を生かす機会になる。

　そうした状況下、中盤と最終ライン、特にセンターラインは、中心選手による連係を今一度、実戦で確認する場になるだろう。

　ピーキングは、あくまでも南アフリカ戦である。

　ＡCLに参戦している川崎組は不在で、帰国した瀬古歩夢と相馬勇紀も合流したばかり。むしろスペインとは五輪本番、８月３日の準決勝で対戦する可能性があり、そこで勝つことこそ重視したい（ホンジュラスとは、勝ち上がれば準々決勝で対戦する可能性もあるが）。

　そういった点を踏まえると、久保建英、堂安律は改めて同時起用されるか。彼らと遠藤航＆田中碧の連係も高めたい。特に久保や堂安はやや疲労の溜まった時間帯でも精度の高いパフォーマンスを見せることが課題であり（堂安にとってはそれが強みの一つ）、まとまった出場時間が与えられるか。

　また、６月の活動をケガで途中離脱した冨安健洋もファイタータイプであるだけに、この段階での再離脱だけは回避したい。ここで無理させず、あくまでも本番を見据えたい。あるいは今回先発させて、スペイン戦は控えに回るか!?

　加えて、守備のポリバレントである板倉滉と中山雄太を本番でどのように活用していくかも課題に挙げられる。22人への登録人数拡大により守備的なタレントの比重がかなり増した感はあり、森保一監督が彼らの起用法について、どのようにこの段階で“整理”するかも注目点に。この２戦を経て、本番で主力に組み入れてくる可能性も十分あり得る。

　試合は７月12日19時30分キックオフ予定。試合の模様はTBS系列にて全国生中継される。

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[文：サカノワ編集グループ]