【鹿島】柏に苦杯、犬飼智也が課題を挙げる「ちょっと勢い任せでサッカーをしている」
鹿島の犬養智也(2021年3月撮影)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ミスを突かれクリスティアーノとペドロ・ハウルに決められる。犬飼が終盤に一矢を報いるゴール。
[J1 22節] 柏 2-1 鹿島/2021年7月11日/三協フロンテア柏スタジアム
J1リーグ22節、柏レイソルがクリスティアーノとペドロ・ハウルのブラジル人アタッカーによるゴールで、鹿島アントラーズに2-1の勝利を収めた。鹿島は犬飼智也が試合終盤に一矢報いるゴールを決めたものの、あと一歩及ばなかった。
柏は2試合ぶりの勝点3獲得。一方、前節の北海道コンサドーレ札幌戦(〇4-0)の快勝で調子を取り戻したかに思えた鹿島だが4試合ぶりの黒星を喫した。
犬飼は試合後、ミスからの失点を悔やんだ。
「自分たちからミスをしたな、という試合でした。攻めている時こそボランチやサイドバックがもっといいポジションに置いておかなければいけなかったと思います」
ミスから自滅する形での敗戦を喫した。とはいえ、それは一方で相手の狙い通りでもあった。
「相手が本当にやりたいことを、自分たちから与えてしまいました。自分たち次第のゲームだったと思います」
鹿島で4年目、28歳になるセンターバックは、そうした敗戦が目立つ点について、次のように分析した。
「引かれた相手に対し苦戦を続けています。もう一歩落ち着いたり、(相手が前へ)来ていないからこそ背後をまずとったり、一人ひとりのサッカーIQと言いますか、そういったところがまだ足りないのかなと思います。ちょっと勢い任せでサッカーをしているのかなと。もちろん、それで勝ってきた試合もありますけれど、そういったこともできるチームになっていかないと厳しいのではないかと思います」
犬飼はそのように、相手の意図を察した戦い方の必要性も感じ取っていた。
鹿島はこのあと7月24日、延期になっていたガンバ大阪とのアウェーゲームが組まれている。
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[文:サカノワ編集グループ]