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【なでしこ】高倉麻子監督「前回の先発から力が劣ったとは思わない」。GS最大のライバル英国に0-1

英国戦後、エンジンを組むなでしこジャパン。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

しかし27日のチリ戦に勝てばベスト8進出。

[東京五輪 GL2節] 日本女子代表 0–1 イギリス女子代表/2021年7月24日/札幌ドーム

 東京オリンピック・女子サッカーのグループリーグ(GL)2節、なでしこジャパン(日本女子代表)はイギリス女子代表に0-1で敗れた。日本は1分1敗、イギリスは2勝。ただ、なでしこはGL最終のチリ戦で勝てば、8強に進める状況(女子はグループ3位の3チーム中2チームが勝ち上がれる)。2位突破の可能性も残す。また、引き分けても、状況によっては生き残れる。

 日本の高倉麻子監督は試合後の記者会見で、次のように振り返った。

「イギリスという素晴らしい相手との厳しい試合になると選手と話し、協力しながらディフェンスを組織して粘り強く戦っていこうとしていたなか、前半は非常に集中し、無失点で折り返せました。

 後半は少し前へ人数をかけながら、ゴール前へ進入していく回数を増やしていこうしましたが、相手の攻撃の持ち出しや推進力に対して、少し受けに回ってしまう時間が長くなってしまったと感じます。相手のストロングであるクロスのところで、非常に集中していましたが、一発で試合を決められてしまったのは非常に悔しいです。

 前回の試合(カナダ戦/△1-1)と比べると、チームの集中度、またチームとして前へ人数をかけながらアグレッシブに戦っていく部分は発揮されたと思うので、次に向かって、全員で修正して戦っていきたいと思います」

 また、カナダ戦で先発した岩渕真奈と菅澤優衣香の2トップなど先発5人を入れ替えた。その狙いや意図、コンディションなどを問われた指揮官は、次のように答えた。

「予選リーグ3試合をプランするなか、チームのバランスやコンディション、調子の良さなどを考え、今日はこのメンバーがベストだと選びました。よりアグレッシブに攻めたかったですし、林(穂之香)も含めて22人で戦うことは決めていたので(※バックアップメンバーから正式メンバー入り)、前回の先発から力が劣ったとは思っていません。今後も調子のいい選手をよく観察しながら、もちろんゲームの始め方や終わり方といった、しっかりプランを持ってゲームを進めていきたいと思います」

 そのように高倉監督は目標達成には全員の力が必要であることを改めて強調した。

 日本女子代表は27日、チリ女子代表と対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]