【なでしこジャパン】パラグアイ戦の注目ポイント。ゴールシーンのみならず―

岩渕真奈も合流。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

岩渕真奈、田中美南の海外組も合流。

 なでしこジャパンが4月8日、約1年ぶりの国際親善試合を迎える。4月2連戦の初戦の相手は、南米から招いたパラグアイだ。FIFAランクは日本の10位に対し、パラグアイは47位。

 3月には約2週間という長期での合宿を初めて実施。しかし感染症対策のため、選手たちが顔を突き合わせて、じっくりプレーについて意見交換できるのはピッチ上の練習のみ。時間を惜しむように詳細を詰めて、ビジョンを共有し合った。

 そこから間を置かず、このオフに海外に活動の場を求めた岩渕真奈(アストン・ヴィラ)、田中美南(バイヤー・レバークーゼン)、籾木結花(OLレインFC)ら海外組も合流。

 さらに宝田沙織(ワシントン・スピリッツ)、北村菜々美(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)、地元のマイナビ仙台レディースに所属する浜田遥ら、昨秋の合宿から代表候補となり、一気に定着を目指す選手たちの躍進にも期待が高まる。

 東京オリンピックに向けて骨格となるメンバーが集結。この2試合で立てられる具体的な目的やビジョンなど意思統一を図り、ピッチ上で具現化できるかがポイントになる。

「パラグアイは攻守に渡って全員がハードワークできるチーム。特に前線3人はゴールに向かった迫力あるプレーをしてきます」

 なでしこジャパンの高倉麻子監督はそのように警戒する。

 南米らしいフィジカルプレーをかいくぐり、なでしこらしいパスサッカーで崩す。そんな攻撃をどれだけ表現できるか。攻撃の選択肢をできるだけ多く作り出し、複数のゴールゲッターが生まれれば望ましい。

 今後も強化試合が予定されているが、新型コロナウイルスの感染状況により開催できるかどうか不透明である。選手たちは限られた機会のなか、最終メンバー18人に入ることを目指す。

 これまでと異なる意外なポジションで起用されれば、それは高倉監督が欲する“ユーティリティ性”が試されている証拠だ。そこで結果を出せば、強烈なアピールになる。試合途中で配置換えも行われるだろう。そうした動きをチェックしていれば、高倉監督が誰にどのような役割を求めているかも浮かび上がってくる。ゴールだけでなく、そうした一面も気にしながら試合を追ってみるのもまた一興だ。

 なでしこジャパン久しぶりの国際親善試合、パラグアイ戦は仙台スタジアムで16時30分にキックオフを迎える。

▼なでしこジャパン
【パラグアイ戦:先発メンバー】

GK
池田咲紀子
DF
清水梨紗
鮫島彩
南萌華
宝田沙織
MF
杉田妃和
中島依美(Cap)
三浦成美
北村菜々美
FW
岩渕真奈
菅澤優衣香

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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[取材・文・写真:早草紀子]

Posted by 早草紀子

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