【東京五輪】「かなり厄介」酒井宏樹が挙げたフランスの超警戒選手とは?
酒井宏樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
マルセイユで5シーズンプレー、対戦するたびに「嫌だなと思っていた」。今季浦和レッズ移籍、負けられない一戦に。
[東京五輪 GL3節] 日本 – フランス/2021年7月28日20:30/横浜国際総合競技場
東京オリンピック・グループリーグ(A組)最終節、決勝トーナメントの準々決勝進出を目指して日本代表がフランス代表と対戦する。日本は2連勝中でグループ首位。一方、フランスは勝点3で、逆転でのベスト8進出を狙う。
この試合に特別な想いで臨むのが、日本の不動のサイドバック酒井宏樹だ。
フランスのオリンピック・マルセイユで昨季まで5年間プレーし、この夏、浦和レッズへの移籍を決断した。その“第2の母国”の代表チームとの真剣勝負が、さっそく実現することになる。
そして森保一監督が酒井をオーバーエイジで選出した理由――それは、まさにこうしたシチュエーションを予期したいたに違いない。GL突破へのアドバンテージとして、このフランスサッカーを誰よりも知る男を「絶対的な戦力」として招へいしたのだ。
一方のカードの結果とともに、あらゆる駆け引きが求められる。もちろん優先は勝利であるが、シチュエーションによっては、例えば“ドローOK”、“0-1OK”など変わってくる。
そうしたなかで、目的はフランスを上回ること、そしてその先の金メダルを目指すこと。そのために、酒井は招集されたと言っても過言ではない。
そして酒井は7月16日の取材の際、次のようにフランス代表の警戒すべき選手について語っていた。
31歳の日本フル代表DFが挙げたのが、フランスの11番をつける、オーバーエイジで選出されたモンペリエHSCのMFテジ・サヴァニエだった。
「地味に見られがちですけれど、すごくいい選手。フリーキックも蹴られますし、相手を潰せますし、中盤でボールをさばけます。オーバーエイジに選ばれた時、かなり厄介だなとは思いました」
「いつもプレーする時は嫌な選手だなと思っていました。いわゆる汚いプレー、誘ってくるプレーもしてきて、試合を難しくさせる、そういうのが上手い選手です」
すでに今大会、2試合連続フル出場を果たしている。酒井とのマッチアップも実現するのか。
第1戦はメキシコに1-4で敗れたものの、続く南アフリカ戦は4-3と打ち合いを制した。まさに未知なる相手に、酒井が、日本が挑む!
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[文:サカノワ編集グループ]