×

日本代表MF久保建英の移籍先、レアル・ソシエダが「最も優位な立場」!?

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

マジョルカ、レバンテも興味を持つ。

[東京五輪 準決勝] 日本 – スペイン/2021年8月3日/埼玉スタジアム

 東京オリンピックのサッカー男子・準決勝、日本代表がスペイン代表と対戦する。レアル・マドリードが保有権を持つ日本代表の久保建英は、17歳から同国1部リーグで2シーズンにわたりプレーしてきた。自身の価値を示す活躍ぶりを示すことができるか。

 また、久保はこのあと、レアル・マドリードでプレーするのか、再びレンタル移籍するのか、あるいは完全移籍もあるのか――その去就が正式には決定していない。

 レアル・マドリードはEU圏外の外国籍選手枠(3枠)が埋まっていて(EUから離脱したイギリス国籍のガレス・ベイルだが、2020年以前に契約を結んでいる選手はその契約が満了するまで、「EU枠」でプレー可能になったという)、ブラジル人のヴィニシウス、ロドリゴ、エデル・ミリトンがいずれもスペインとの二重国籍を申請中。ヴィニシウスに関しては1年前から“間もなく承認される”と言われてきたが、まだ正式に決定していない。

 そのため、このままであれば、久保がラ・リーガでプレーできる、そもそもの枠が空いていないのだ。レアル・マドリードは20歳の久保をアジア戦略のための重要なタレントと考えていて、再び1年間、レンタル移籍となる可能性が高いという。

 そして『トランスファーマルクト』は、『OKディアリオ』の情報を引用して、久保獲得に向けて、レアル・ソシエダが「最も優位な立場にいる」と伝える。さらに、久保が2019-20シーズンにプレーしたRCDマジョルカ、上位進出を狙うレバンテUDも獲得に向けて検討していると言われるそうだ。

 さらには『マルカ』が、元ブラジル代表ロナウドがオーナーを務めるレアル・バリャドリードもこの日本代表レフティに関心を持っていると報じている。

 久保はレアル・マドリードと2024年6月まで契約を結んでいる。その長期計画の中、あと1年、武者修行に出るのか。

 とはいえ、期間が決まっているレンタル移籍中に主力の座を掴む難しさを、久保はすでに2年間痛感してきた、完全移籍、あるいはスペイン国外も選択肢に入ってくるのか? EU圏外の外国籍選手枠が解決し、レアル・マドリードのユニフォームを着る日が来るのか!? スペインの夏の移籍市場は8月末までだ。

【厳選PHOTO】日本代表22人が見せた多彩な表情。東京五輪NZ

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads