マジョルカ久保建英がホームで保有元の白い巨人と対戦へ、先発出場有力「目標はレアル・マドリードの一員になること」

「よく覚えている」という２年前の“金星”再現なるか――。

[スペイン１部 28節] マジョルカ – レアル・マドリード／2022年３月14日21:00（日本時間15日5:00）／エスタディ・デ・ソン・モイシュ

　スペイン１部リーグ28節、RCDマジョルカが日本時間３月15日、首位レアル・マドリードと対戦する。マジョルカの日本代表MF久保建英にとっては保有元との一戦となる。レンタルによる出場禁止条項はなく、先発出場が予想される。2022-23シーズンのレアル復帰に向けて、この直接対決のパフォーマンスが重要視されるのは間違いない。

　そうしたなか久保がこのほど『ゴール』スペイン版の取材に応じて、レアル・マドリードとの対戦は特別であると述べる一方、あくまでも現在はマジョルカの一員であり、そこでの戦いだけに集中していると強調している。

　一方、20歳のレフティは白い巨人のユニフォームを着て戦うことを、しっかりと目標に捉えていることも口にしている。

「クラブがチャンスをくれると決めたら、すぐにでも自分の力を見せたいと思っています。私の目標は常にレアル・マドリードの一員になることです」

　マジョルカでの通算２シーズン目、今季これまでリーグ18試合・１得点を記録。キャリア初めてとなるケガによるやや長めの離脱も経験した。ただ、そこを乗り越えてちょうど自身の調子が上がってきたなか、この“大一番”を迎える。

　また久保はクラブ公式インタビューで、次のようにレアル・マドリード戦への意欲を示していた。

「２年前に対戦した時のことはよく覚えています。今回と状況が似ていて、相手はミッドウィークに試合を控えています（欧州CL決勝トーナメント１回戦、パリ・サンジェルマンに逆転勝利）。僕らとの対戦で選手を何人か入れ替えてきて、ラゴ・ジュニオールのゴールで勝ちました。あの時、僕もピッチにいましたが、今回またそれが繰り返されるといいですね」

　マジョルカが狙うのは金星とも言える勝利だ。

　両チームともに戦力的な不安はある。ただしむしろ、久保にとっては、ある意味、これまでになかった一つのいい流れのなかでこの戦いに臨めるとも言える。

　久保がゴールに絡んでの、マジョルカ勝利なるか――。

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[文：サカノワ編集グループ]