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レアル久保建英のマジョルカ復帰が有力?「接近している」

オリンピック日本代表の久保建英(7番)と堂安律(10番)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

1部再昇格、2シーズンぶり再レンタルか。『マルカ』が報じる。

 スペイン1部レアル・マドリードが保有権を持つ東京オリンピック日本代表MF久保建英だが、スペイン挑戦3年目の202-21シーズンもレンタル移籍の可能性が高まっている。東京五輪の戦いが終わり“Take KUBO”の去就がスペインでも注目を集めるなか、『マルカ』は8月7日、RCDマジョルカが久保獲得に向けて「接近している」と報じた。

 マジョルカは、久保がスペインに渡った2019-20シーズンにプレーしたチームだ。18歳ながらスペイン1部35試合に出場し4ゴールを記録。シーズン終盤にコロナ禍が直撃し、チームは2部降格の憂き目にあった。しかしルイス・ガルシア監督のもと、1年での1部復帰を果たしてみせた。

 一方、レアル・マドリードでは非EU圏外の外国籍選手の3枠が埋まっている状況が続く。ブラジル代表FWヴィニシウス、ロドリゴ、MFエデル・ミリトンはいずれもスペイン国籍を申請中で、ヴィニシウスは今夏にも承認されると言われてきた。しかし結局いつ正式に認可されるのか、誰にも分からない状況だ。

 そして『マルカ』は「マジョルカが久保に接近する。久保の希望する場所」と題し、久保の新シーズンの去就についてレポートしている。

 マジョルカとレアル・ソシエダがこの日本人ミッドフィルダーに「興味」を持っていて、なかでもマジョルカが「有力視」されているというのだ。

 一方、レアル・マドリードは、よりレベルの高いレアル・ソシエダでのプレーを希望しているそうだ。イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCからレアル・マドリードに復帰したマルティン・ウーデゴールが2019-20シーズンにプレーしたチームであり、今季ヨーロッパリーグ(EL)の出場権も得ていることから「より成長するためのチャンスだと捉えている」と推奨する。

 ただし『Grada3』も6月の段階で、久保の移籍先として、マジョルカが有力であるとレポート。しかし、マジョルカは久保の約3億円とも言われるレンタルフィー、さらに年俸を支払えるか(総額450万ユーロとも500万ユーロとも報じられてきた)が課題であるとも指摘していた。

 マジョルカ、レアル・ソシエダの2チームに絞られたのか――。マジョルカのルイス・ガルシア監督は北京人和でも指揮した経験がある。確かにレンタル移籍を続けてきた久保にとって、環境を知るマジョルカでの再挑戦は、むしろ大きな一歩にもなり得ると言える。20歳のレフティは、どのような決断を下すのか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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